こんにちは。曇り。
この世界と、それを知ろうとする人間がいて、時代や
場所で異なる色々な説明方式で理解しようとする。
科学もその一つだし、哲学や文学もその一つのフレームで
はあります。神話や宗教も一つの見方かもしれない。
最近、またぞろ戦前に戻ったような地政学で世界を語ろ
うってアナクロが結構見受けられますね。キリのない世界
観。日本の生命線は韓国、台湾。その奥は満州、中国沿海
部？フィリピン、ﾏﾚｰｼｱ、新嘉坡。ビルマ、ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ、ｲﾝﾄﾞ？
神田で古地図（っていっても敗戦直後くらい）を捜すと、
樺太から新嘉坡までが日本圏として赤く染まっているの
を見つけれますよ。シーレーン？何処までが生命線？
ガンジーのような無抵抗主義がどこまで通用するのか分か
りませんが、人類を何百回も殺し尽くせる兵器が充満する
世界で昔の亡霊を蘇らせなくってもねぇ。軍事オタクが
のさばる世界も波動のように繰り返すと。
明治以来の大変革により、骨まで染み付いてしまったの
が原理主義。物事には「はじまり」があって「おわり」が
あーる。つまり物事には必ず原理（はじまり）があって、
目的（おわり）があーる、というギリシャ以来の目的論的
な世界観。因果（律）な世界ではあーる。スッキリと割り
切れて、世界が分かった気になれるから単純なおつむの人
はスグに飛びつきマース。今はイッパシなことをのたもう
才人もおつむが単純な頃は皆軍国少年でした。大江さんも
吉本さんも例外ではなーい。「ヤーパン ユーバー アレ
ス」に酔って夢は荒れ野（戦場）を駆け巡る。タハッ
日の丸弁当を食いながら、誰が前線で弾に当たるのでせう
か？と考える。どうせ何処かのしもべになるのなら、カネの
僕になるのが一番エエのかも。ウィリアム・ジェームスを
出したほどの国は決してバカではありませぬ。という僕は
典型的な日本人ですう、とは誰も思わないからどの文化圏に
所属したっておんなじなのれすね。むしろ人為的な境界を
引かないところに愛ﾃﾞﾝﾃｨﾃｨを求むれば、大いに海外に雄飛
すべきでしょうね。左京の実験小説のその先を各人が考えて
見ては如何でせうか。か？か？か？
論理とか理路とかは大切だけどね。それもひとつの可能性
ぐらいに考えないと、世間の見方を狭めることになろうって
なもんです。一筋の糸（意図）に縋ってるのもｼﾝﾌﾟﾙですが、
せめて聖徳太子くらいに10人の見地に立てれば、始めて客観
とかいう言葉をいへるのかもね。
ツーツーリロリロ、つーりーろ。
