4月3日(土)老政治家は敬して遠ざけるに如かず。かな?

 こんにちは。雲の多い晴れ。花見日和。都内の数ヶ所を
周る。御苑から四谷、千鳥が淵、八重洲から深川など。



そろそろ散り始め。来週は花筏だな。華やかな中に薄っすら
と悲しみあり。「願はくは花のもとにて春死なむ その如月
の望月の頃」(西行法師)山桜が咲くと思い出します。
そして、その願いは叶ったとか。












 「大樹倒るれば、若芽育つ」とか。65歳以上の政治家は皆
引退した方がイイんでね?分派してまだ何かやる積もりかね?
生臭いにも程がある。政界から老人が居なくなればどんだけ
スッキリすることかい。嗚呼













 人間てのは食欲・性欲・社会欲(名誉欲)ってのからは
幾つになっても離れれないもんですぅ。この辺の機微を書い
たのが孔夫子(コンフーシャス)語録(いわゆる論語)です。
道徳とか礼儀を堅苦しくおせーているとおもたら大間知害。
人生を如何に楽しくご機嫌にハッピーに生きるかの指南書な
のれすね。(でも本人が亡くなってから700年くらい掛けて
アフォな弟子たちが編纂したもので、さらにその後1000年
掛けて漸くメジャーになったという隠れた優れもの。)
いわば漢人の愚民の知恵が詰まってしまいますたとよ。












 四苦八苦や五欲からの解脱仏教や、原罪懺悔の景教などと
は大本から違い来世なんかはまがい物だから現世を如何に
よりよく楽しく生きるのかに重点が置かれてまするぞよ。
例えば:楽しむ>>>>>好む>>知る、と言う価値観。
「子ののたまわく、これを知る者はこれを好む者に如かず、
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」(知識ばっかし
増やしても好きな奴には勝てんよ。いくら好きだって心から
楽しんでる奴には敵いまへん。)って感想でやんすね。












 こんなんが16世紀の大航海時代に西欧に齎された時には
キリスト教社会は腰を抜かして驚いたそうだ。「な、なん
つう前向きで楽天的な思想なんだあ!」とか。それでフラン
ス革命の頃に根暗な中世から離れて神や奇蹟から自由になり
理性だけで文明を再構築でけるのか?の参考にされて大いに
研究されたとか。













 一方、日本では宮廷フリン文化から末世思想の鎌倉文化
を経て、弱肉強食の戦国時代に一向一揆などの厭世宗教観、
また島原の乱などのキリスト教の影響から少しでもはなれる為
徳川幕府が力を入れたのが儒教朱子学)でした。それで
武家社会から寺子屋まで殆んどの子供が素読でけるように
なって、半分は中国人的楽観主義に染まって現在に至ると。











 中国人って実はホントに人生を楽しむんですね。食や性
は言うに及ばずあらゆる面で楽観的。友人が大好きで遠方
からやって来たら下にも置かぬモテナシ、他人に認めても
らいたがり無視すると面子が潰れる名誉欲、おせーてもら
った事が実践で役に立つと嬉々とします。来世や神なんか
信じないから現生を如何に生きるかのみ。だからぜってー
謝らない。全部自分の責任になると困るから。楽天的だけ
ど現実主義。そういへば謝らないのは欧米も同じだな。
これは法治の仕組み。義理人情や道義的責任なんてのは
ペッペの世界だす。日本はまだまだナンチャッテ法治主義
なんぢゃねーのかなあ?(赤信号を守らない漏れは法治は
放置の方なんだけどね。テヘッ)















 現代日本も江戸時代のロンゴによる「半分だけ中国人政策」
により洗脳されて、無神論者は増えたけど楽観主義や現実主義
は未だ半分に留まっておりますね。ま、これが良い点でもあり
悪しき点でもある辺境民(偏狭民?)たる所以なんすかなんす。









デワ