3月5日(金)プロテインズ・リサーチなう。目玉焼き?


 こんにちは。晴れ。久しぶりに富士山が薄っすらと見えた。
今日も日替わりで温か。20℃近くいったかも。コートなし。











 いま、タンパク質が熱ーい。目玉焼きぢゃないんですぅ。
生命活動とか医学・製薬、あるいは優れた農作物の育成など
蛋白質の研究が役に立ちそうなのれすぅ。タンパク質の形
から機能を探求する研究が今、あっつーい!!!これはスパ
コンと共に仕分けされそうになってたが、具体的な成果が出た
ので継続研究になったしやわせ者。












 植物のホルモン蛋白の研究で乾燥や寒冷につおい農作物が
でけたり、昆虫のフェロモン蛋白の研究で効果的な駆除法が
見つかったり、動物の細胞内蛋白の研究でボケとかガンとか
感染症のイイくすりがでけたりと応用面での成果はイロエロ
あります。それ以上に生命現象の核心に迫る研究もあったり
して、今や脳科学と双璧を為す現代科学の最先端に踊りでま
したですよ。














 かなり前に遺伝子からタンパク質を合成する機序(セント
ラル・ドグマとかいう)が解明されて、その合成工場リボゾー
ムを特定した女性研究者アダ・ヨナス博士がノーベル賞を受賞
しましたが、近年要らなくなったタンパクを分解する工場プロ
テアソームの構造も特定されました。細菌のリボゾームを阻害
することで菌を殺すのが抗生物質、プロテアソーム阻害剤もガン
や神経変性などの製薬に役にたってます。












 各細胞の中には数千種のタンパク質があって、生体反応を
制御しております。人体全体で言えば10万種のタンパク質が
あるとゆわれてますね。これらがもの凄く複雑な情報伝達経路
(パスウエイ)を形成して生体活動をしています。しかもこの
機能が「鍵と鍵穴」みたいな形態・構造に基づいていると。
ここに、タンパク質の構造特定の重要性があり、世界的な競争
の真っ只中にあります。なにしろ健康と食料と好奇心が掛かっ
てマスカラね。










 「機能はかたちを求め かたちは機能を勧める。」とか。
ま、自動車のエンジンなんかも形が機能になってるのを思えば
当たり前田のクラッカーではありますね。一応、構造解析手段
もターゲットのタンパク質も日々進展してるから30年も経て
ば、生体現象のけっこうな部分は解明されてるかも。少なく
ともガンを含めた生体ディスオーダーの機序なんかはね。それ
が予防、治療に直結するのかは断定でけまへん。なにしろ生体
ってエエとおもたら他では悪さをする複雑系ですからね。一方向
の価値観だけぢゃ推し量れん罠。そこが一番難しいんぢゃね
えのかな?












 ともあれ、人間の好奇心っつうのは際限があーりません。
不思議なくらいに整合性の取れた生物の構造を垣間見るとき、
ホントに偶然の作用ででけたのかいな?とか疑問に思うことは
多々あります。なにしろ仕組んだように複雑で精密なんすから
ね。タハハッ