2月8日(月)常識という名のチンチン電車

 こんにちは。晴れのち薄曇り。ちょびっと気温緩む。
毎年こういう(空気がクリアな)時期に東京タワーの高い方の
展望台に昇ろうとおもてんですが、あっと言うまに春霞っと。





 田町で会合。全般的に欧米よりもアジアに元気が移りつつ
あるって実感できますね。未だに「真似っこ漫才豆屋の小僧」
状態ですが、ぼちぼち独自の技術、製品が出始めてきますた。
夕方、元大社長、中専務に会う。体力はよれってるのに意気
だけは軒昂。ハトポッポ政権を猛烈に貶す。昔の武士の侍も
明治新政府を猛烈に貶したんだろな、とか変な妄想湧く。








 ま、色んなカテゴリの人と会うのは自分の殻を破るには打っ
て付。どんなスマート&ブライテストな人でも唯我独尊に、
自分の殻に閉じこもったら発展性はなーい。徒に狂信者と
なるのみ。はぁ〜  で、自分は何の努力をしなくても斯様な
常識の殻を破る方法が一つだけあります。







 普段何の疑問も持たないごく当たり前のことが実はローカル
に当たり前で、普遍的ではないと気付かされること。そういう
相対的でメタな視点が自然によく身に付くのが海外経験ですね。





 

例えば、初めておフランスに逝った時など、特にパリなんかで
は「シェー!」っとビッくらこくような文化ショックに打たれ
るでしょう。公園だけぢゃなくって、あらゆる公共の場、即ち
駅やデパートの中、街頭や地下鉄の中などあらゆる人ゴミの中
でアヴェック(最近は英語化されてカップルというのかな?)が
ずーっと抱き合ってディープキッスをしてる光景。方々で。真っ
昼間から。何の遠慮も無く。しかも周囲の人々はそれに全く
関心がなくてスルーしてるの。まず、これにおどれーた。今で
は東京でも時おり見れるけどね。







 それから、街中でむしゃむしゃ物を食べながら歩いている人
が大勢いるの。歩行者は赤信号も殆ど無視するし、公共道徳って
ものがあるのかYO!プンプン と怒ったりして。そうそう、車が
道端に駐車するときもおどれーたな。ちょっとでも隙間があれば
バンパーを前後の車にバンバン当てて隙間を広げて、ちゃっかり
駐車しちゃうの。バンパーが装飾品ぢゃなくって、真にその機能
を発揮してるのを初めて見た。








 でも公共心が無いのか?っつうとそうでもない。初めてフォーク
状の並び方*1を見たのもパリだし、ドアは次の人の為に押さえて
待ってるし、ちょっと道を遮っただけでパルドンなんて挨拶する
し、騒いでいるガキはちゃんと怒るし、ズルズルと音を立てて
物を食べないし、ヘックショーイ!!とくしゃみをしないし、ゲ
ップとオナラはしないし、食事はおっしゃべりしながら2時間も
掛けるし、・・・なんか色んな違いがあるのです。これが着いた
1日の内に襲い掛かってくるのれすぅ。








 さて安宿に帰ってホッとして、バスに入って喉が渇いても
水道水はぜってー飲んではなりません。わっしは翌日腹痛で
1日中部屋からでれまへんでした。オ・ミネラールは必須の
アイテムなのれすね。特に外人にとっては。日本みたいに水道
水がどこでも飲める国はまれなのれすぅ。ときにはワインより
高い水がありますからね。(玉虫の水と安全神話より)













 

*1:窓口が複数ある所でも1列に並ぶこと。ちなみに、香港や北京では1列どころか早い者勝ちで電車から人が降りてるのに中に入ろうと殺到します。切符の窓口でも偶に並んでいる外人は奇異な目で見られます。ブ