1月28日(木)進化の収斂、コロニー型

 こんにちは。冬曇りときおり雨ぱらつく。風ぬるし。










 社会的な生き物は孤独な生き物より頭が良さそ。コミュ力
が無いと生きていけないから。例えばアリンコ。これはイロ
エロな匂い物質でコミュニケーションを取ってますぅ。
「餌があるぞー」とか「危険があぶないzO−」とか「みんな
この道を一列にあるこうよお」とか「俺様は兵隊だぞう」の
階級分化ホルモンとか、みんな匂いで統制しますよ。










 特に「わたしは女王よ、エッヘン」というフェロモンは他の
メスの生殖能力を押さえて、みんな働きアリに変えてしまう
はたらきがあります。これら尻から出す匂い物質で真っ暗な
穴倉の中での分業が成立してるのれすね。










 これ以外に体自身の独特で微妙な臭いの違いで同じ種類の
アリンコでも違う巣に住んでるのを区別できるのですね。だか
ら、自分達の巣に間違いなく帰れます。これらは「体表炭化
水素」という物質によるものですが、女王アリから分泌され
ます。また、この体表暗号が解読されないようにこの体臭は
時間と共に変化するのれす。











 しかし、進化の生存競争は厳しいものがありまする。この
体臭を利用して巣を乗っ取り自分の卵と自分自身の世話をさせ
る他の天敵アリがいるのです。自分の卵を他人の巣に産みつけ
るカッコーみたいなアリですね。この悪の女王はターゲットの
巣に進入するとき煙幕みたいな毒ガスで匂いシステムを大混乱
させて、その隙にその巣の女王アリに突撃し頃してしまいます。
ついでにその匂いの素の炭化水素を我が物として身体になすり
付け偽女王に成りすまします。これは遺伝的に自分の体臭を
持っていないから出来ることなのれすね。ビックリ












 さて、この様にして世代が経つと巣の中は働きアリを含めて
みんな侵入者の子孫になってしまうのですぅ。なら。始めっか
ら自分の巣で自分の働きアリに世話させたら?って思うですが、
最初の穴を掘るのもイヤなナマケモノもいるのれすねえ。タハッ












 社会型の生物ってえのは、その本性が騙し騙され振り振られ、
なのかも知れませんねえ。で、知恵の切磋琢磨をしている内に
ドンドン悪知恵がついてしまうと。「悪知恵は誠意を駆逐する」
と。そーかな?そーかな?ホントかな?かなーり因果の糸を手繰
ってメタな見地に立たなけりゃ、ホントに思えてしまいますう。













 そーいへば、ワンコの方がニャンコより頭がイイとも思える
な。でも、ワンコは人間の指示が良く分かるってだけで、ホント
はニャンコの方が頭がエエのかも試練。そもそも頭がエエって
なんじゃらホイ。詐欺師とジーザスとはどっちの頭がエエのれ
せうか。か?か?か?




か〜〜〜〜っ!










追記:進化の収斂*1で思い出したけど、ハーレム型の生物
はオスのからだがメスよりもドーンとでっかいですう。こりは
オットセイからゴリラからブダイまで種を超えて同じですぅ。








追記2:アリンコは繁殖期になると女王はオスどもを引き
連れて上空高く舞い上がり、そこで享楽の限りを尽くすの
ですね。つまり、逆ハーレムだから女王のからだはオスより
かドーンとでかいですう。アラビア人のスルタンのかだらが
ドーンとでかいかどうかは良く知らない。でも、態度がでかい
のは良く知られておりますね。ハンドボール八百長など。

*1:サメとイルカとペンギンの流線型みたいに機能に応じて体型が種を超えて同じになる現象。