1月22日(金)粘菌にも粘着するのかよ、プ

 こんにちは。晴れときどき曇り。寒ブリ(寒さがブリ返し)
ますた。電線に一列にとまってる椋鳥たちもさぶそうですぅ。
とか言いつつ今日も西新橋方面で一杯飲む。プッハー♪










 「粘菌で高度なネットワークを形成」ってなニュースが一斉
に報道されますた。北大の手老(てろう)研究員などがサイエ
ンス誌に投稿したもの

首都圏の地図上の主要都市にその大きさに比例して餌を置き、
東京に粘菌を置くとアメーバ状の手足を伸ばして、最終的に
都市間を結ぶネットワークを形成する。これが実際の首都圏
鉄道網に酷似していて、部分的には実際のものより効率的だっ
たとか。人間が粘菌に負けてしまったと。プ しかも粘菌の
化学的な振る舞いを数式化してシミュレーションも出来るよう
にしたとか。(驚)










 実は、わてくし大分以前から粘菌には粘着してまして、その
動向をつぶさに調べてたんですね。そもそもの大本は南方熊楠
大先生の研究。固まって胞子を作ったり、胞子から単体のアメ
ーバができたり、そのアメーバが集まって一つの集合体として
行動したりと植物か動物か良く分からん習性の不思議さよ。










2002年頃には北大でチラホラと論文が散見でけました。
その内、科学技術振興財団の特別研究に採用されたりもしま
したね。生命現象の基礎に関わりそーだ?とか。2008年
には「粘菌で迷路を解く」研究でノーベル賞も受賞したりして。
(イグの方だけどね。プ) イグだからと言ってバカにはでけ
まへん。時にはモノホンよりも有用そうなのもありまっせ。
これはホント。










 そうそう、去年の年末には爆問でも取り上げてたな。「脳が
無いのに脳より偉い」とか。プ ここではアメーバの記憶機
能なんかを取り上げてました。粘菌が伸びていくのをコマ抜き
で撮影しながら1時間ごとに低温・乾燥の厳しい環境にすると
動きが止まる。また高温多湿に戻すと伸びていく(脈打ちなが
ら)。これを三回繰り返した後、次の1時間目では厳しい環境に
しなくっても動きが止まる。一時間毎に動きを止めた後暫らく
すると定常的に伸びるモードになります。もう忘れたかな?と
思う頃、もう一度低温乾燥モードにします。そこで動きが止ま
ると。そしてもとの高温多湿環境に戻すと1時間後にまた止ま
ります。つまり粘菌は身体で1時間毎の厳しい環境サイクルを
記憶したのだと。(文で書くと分かりにくいけど、映像を見ると
ホントに不思議なんですよ!)脳の無いアメーバが時間周期を
記憶でけると!!!










 この粘菌アメーバは光(数種類の色も)を感知したり、味を
識別したり、匂いも感知でけるんだよ。単細胞のアメーバなのに。
「生命とは、環境と相互作用しながら自己を維持したり複製し
たりするもの」だと思えば、粘菌のこの環境適応力はヒトにも
負けない高等生物ではあるまいか?脳だって適応の一手段なん
だから、脳が無くっても適応できるほうがもっと凄いかもね。プ










 「単細胞ですが、何か? 僕は身体で憶えちゃうもんねぇ〜」
と密かにあざ笑っているようですね。かのブルース・リー先生も
“Don’t  think!  Feel!”(考えるな!感じろ!)と申し
てました。ひょっとして、粘菌さんは格闘技の天才かもね。プ










 理論的な粘菌の運動方程式は「良く使われる経路ほど太く
なる」というもので、これは脳の記憶方式と同一の原理である
と思われる。そして粘菌の時間記憶はそのドロドロとした原形
質の化学的な振動、すなわち波動にあるのではないかと推測
している。世の中の諸々の原理の中心には常に波動が関係して
いるというのは興味深い。我々が感じる色や音もみんな波動
なんだからね。つまり絵画や音楽も波動の芸術なわけさ。ハ〜
レ〜