11月7日(土)東京湾は必ずきれいになって海水浴もできるのだ!

 こんにちは。雲の多い晴れ。少し暖か。遠方霞む。
夕刻、線香花火の玉のような夕日が京浜島の上空でキラリ
と光ってポトリと落ちた。







 「東京湾をよくしよーシンポジウム」の案内がきてたので、
天候も良かったから自転車でお台場まで行ってきた。
風が無かったので1時間弱で船の科学館に到着。ここは例の
ノリピーが留置されてた湾岸署のすぐそばです。










 去年発足した「東京湾をよくする会」と東京新聞が主催して
関連学会や研究所、国総研などの政府外郭団体が協力、国交省
や都湾岸自治体などが後援、という構図。産官学&民で東京湾
を綺麗にしよう!って催し。










 まず大森海岸の干潟復元プロジェクトの成功例の紹介。
大田区の担当課が着手してからなんと20年も掛かっている。
その大半は新しい思考への準備期間だったとか。イロエロな
反対運動を、徹底的な情報公開と住民の意見の取り入れに費や
したとか。住民参加の「工事連絡会」と地域と共に考えていく
青空シンポで住民の意思を殆ど取り入れて参加意識を持たせた。
上から目線の排除が成功して、完成時には町内会代表から施工
会社の責任者に感謝状まで出たとか。何十年やってきてこんな
ことは初めてだったと施工会社の人が男泣きしてました。仕事
ってこうぢゃなくっちゃね。全国の干潟工事主導者に聞かせて
あげたいな。










 そのあと、去年発足した「東京湾をよくする会」の活動状況
の報告。ようやく360人の会員が集まったが、まだまだ発信
力が弱いとの事。その後、各会の有識者や学者のパネルディス
カッションで、「まづ海に興味を持ってもらうことが始まりだ」
との論旨。湾内漁業、ビーチバレーなどの活性化、ヨット屋、
湾岸活性化のキーマンがスピーチ。最後に学者が〆。ってな手順。










 海から人へ、人から海へ、の影響を理解する「海洋リテラシー
の普及が大切とかいう意見もありましたが、一般人には高尚杉。
最後に会場から「どうなったら良いと言えるのか、目指すべき
目標が不明確だ。」との質問があった。










 各人の主観で「良くなったと感じれればイイんぢゃね。」と言う
アバウトな意見から、湾に死活的な影響を及ぼす「低酸素水塊」の
縮小が目安とかの科学的なのまで提案された。最後に東大副
学長で、良くするの会副会長が〆。まづ知ろう!次に良くしよう!










 目標にはイロエロなレベルがあるが、各人が出来ることから粘り
強くやることが肝要。例えばジグソーパズルのようなもの。
最初の1ピースを何処に置くかは難しく、しかも時間がかかる。
最後は10ピース以上あってもスラスラと置けてしまう。簡単には
効果は出ないが、粘り強くやればどこかで必ずポジティブ・スパイ
ラルに急変するポイントはあるのだ!わたしも粘るつもりだ!とか
の「ジグソー・パズル・アナロジー」を披露して閉会。






 

 








 しかし、100名以上の参加者のうちで女性が数名ってのは
海は男のものだあ!っつうことかいなあ?それとも女性はもっ
即物的なものに関心があるんか、はたまた主催者の案内に
偏りがあったのか、極めて大きな懸念材料でげすねぇ。トホッ