9月24日(木)恐竜に夏の残り日をたくす


 こんにちは。晴れ。白い雲がぷかりぷかり。夕焼けが美しい。








 幕張に「恐竜博2009砂漠の奇蹟」を見に行った。今週で
お終いだからね。早く出たんだけど駅は人がイッパイ。こりゃ
参ったな、と思ったら途中でみんな左に曲がって「東京ゲーム
ショウ」の方に行ってしまって助かった。流石にこの時期はもう
がらがらで余裕を持って見れました。国立科学博物館真鍋真
先生もぶらぶらと見てましたよ。この人は恐竜博士で、星新一
SFのイラストで著名な故真鍋博氏のご子息ですぅ。









 恐竜は中生代三畳紀、約2億2800万年前に出現し、ジュラ
紀、白亜紀と繁栄し6550万年前に突如絶滅しました。その間
約1億6,250万年栄えますたYO。人類700万年、ホモサピエンス
でも20万年だからずいぶん長い間(人類の約23倍も)地球を
支配してましたねえ。ちなみに人類は1万年前にようやく洞穴
から這い出してきて農耕を始めますたYOー。










 こんな1億年以上前の骨なんか調べてなんか進展あるのかねぇ?
と思う方もおられると思いますが、それが毎年新しい発見があるン
ですよお。今回も幾つかあるんですがその一つが従来北米起源と
思われていた暴竜@ティラノサウルスの祖先冠竜がアジアで見つ
かって3500万年程出現が遡ったとか。あとマメンキサウルス
つう全長35m、重さ30トンの巨大恐竜が展示されてますた。
これは迫力あり。(でも体長34m、体重200トンの哺乳類、
ナガスクジラには負けるけどね。)










 あとサハラに生息していた世界最大の肉食恐竜スピノサウルス
の復元とか見所はイロエロとありますが、今回は4つの砂漠中心
でしかもそこはかって緑豊かな森林だったとは、これもこの世の
栄枯盛衰。ああ! 最後に皮膚やウロコ、筋肉までが保存されて
るミイラ化石が展示されてた。ノースダコタ州で出土されたから
「ダコタ」って名前のカモノハシ恐竜。7000万年前のものと
は思えないウロコなんかが残ってますた。筋肉量からシミュレーション
すると時速45kmで走れたとか。これは捕食者ティラノサウルスの
時速30kmよりも早いので不意を突かれなきゃ生き残れたかも。
とか昔の生存競争にも思いを馳せたのでした。











 ああ、栄枯盛衰この世の習い。ツワモノどもが夢のあと。猛き
者もついには滅びぬ。恐竜死して骨残す。いやいや可愛い小鳥に
なりまして今も栄えておりますよ。骨の空洞とか足の蹴爪をみると
ホントに鳥類そっくりなんすよ。あの恐竜のエネルギーは今や
南極から北極まで一気に飛び越す渡り鳥に残されていますねえ。
こんなん哺乳類にはぜってーいねーぜい!タッハ〜











 約5時間も歩き回って足が棒のように疲れたけど、こころは
みずみずしく蘇ったここち。恐竜ハンターってイイな。ダコタを
発見した人って16歳の少年なんだよ。それで今では生涯の仕事
にしているとか。それも人生、これも人生。がむばれよー!