7月2日(木)進化・進歩の概念には持続的に疑念を呈したい


 こんにちは。曇りときどき小雨。
しっとりとした暗闇から突然、
クチナシの香りがただよってきた梅雨の夜。懐かしい感情・・








 進歩という概念は人工か否か?世界は時間の経過に従って
どんどん良くなっているのでしょうか?というのが最近の疑問。






 イロエロな仮定。たとえば単細胞生物から高等動物までの進化。
これは進歩だろ?例えば、ビッグバンで物質が生まれ水素。ヘリウム
から重金属までイロエロな原子が生まれたのは進歩だろ?







 いやいや、それは単に複雑化というプロセスであって、氷が
解けて水になり波がおき、蒸気となって雲になり天空で渦を巻く
のと変わりがないのさ。そもそも進歩なんてのは語義的にヒトの
価値観が入り捲りぢゃねーかい。進歩があれば退歩も必然!つう
ヒネタ意見は独善か偏見か。それとも進歩主義が宗教か?









 ぼくは、進歩・発展つうのは一方向の考え方だから制御理論的
には発散してしまうと思うんだ。つまり行き過ぎができると。
この宇宙は膨脹していると言われてるけど、それはどこかで縮小
に転じまた元に戻ると言う仮説もある。単調増加直線ぢゃなくて
波のような鼓動。この方が世界のあり方としては安定している気
ガス。








 特に産業革命以後の近代では進歩・発展の考え方は根強いです
から、これは現代人の骨がらみになってるでしょうね。環境汚染
や資源エネルギー枯渇予想に接しても、未だに持続的発展なんて
言葉を使ってますよ。今までの生き方を振り返っても、反省半ば。
心から今の社会観を見直したいとおもてんなら、「持続的充実
とかが適当なんぢゃなかろーか。









 進歩・発展のない世界なんて夢もチボーも無いじゃん。ショボーン
つう意見も多かろうとは思いますが、あまりにもかっこ良い世界
観も危ういのではないか?現に今の人類は産めよ増やせよ地に満ち
よ。で一見繁栄しているように見えますが、実は秘かに破滅の足音
が足下から響いてきてはいないのか?ひそかに息を詰めて聞き耳を
立てている人は一体何人いるのでしょう。