6月18日(木)見かけで見くびってはいかんぜよ、生き物たち


 こんにちは。曇り。雨が降りそうで降らなかった、から梅雨。
傘を二度ほど無くしそうになった日。


八重洲ダイマルによってブレザーを仕入れる。もう夏物の
バーゲンが始まってた、金詰まり。マイセンのヒレカツを買う。






 いやいや、生き物って闘いの連続ですねぇ。逆に「闘争」で
生物を定義できるのかもしれん。闘争しなくなったら無機物だ
とか。プ







 これは植物だって例外ではありません。植物人間とか草食男子
とか言うけど、植物ほど激しく生存を競っているものもないの
です。動物は免疫システムつうんで細菌やウイルスなどと闘って
ますが、もちろん植物にも素晴しい防御システムがあります。







 動物は白血球とかマクロファージとかの戦士たちが体中を循環
して異物の探知と撃退を行ってますが、植物は分散処理システム
ですから硬い細胞壁で各自防御してます。でも敵もさるものヒッカク
もの。ある種のカビや細菌、ウイルスなどは特殊な液でこの堅塁
を溶かして突破して侵入します。すると細胞膜にあるイロエロな
受容体が異物を検出して、それぞれに対応する抗菌物質を分泌し
て侵入者を撃退します。フィトンチッドなどもその一種ですね。虫など
もこのような手段で攻撃しますよ。








 しかし敵もさるもの引っ掻くもの。この受容体を騙して検知さ
れなくしたり、抗菌物質を無効化する物質を注入してきたりして
防御網を突破し、細胞内に侵入してきます。すると細胞は第二の
防御機構を発動しますよ。これはとても厳しい一手ですぅ。







 ここでNLRタンパクつう異物センサーが重要な働きを示します。
これが働くと自爆スウィッチが点火され異物どもを抱えたまま自ら死
を選ぶのです。自決です。コミットスイサイドです。凄まじいですねえ。
仲間に迷惑を掛けないために敵の情報を細かく朋友に伝えたあと
、「我敵艦に突入す!」を打電して敵もろとも果てるのですZO。
植物のどこにこんな激しさが潜んでいたのでしょうか?中枢神経
システムを持たない植物は各自が各個の責任を果たさないと全体が
持たないのですね。






 だから諸君も植物状態とか言って植物を侮ってはいけないの
です。人は見かけによりません。大人しい見かけによらず激しい
内面を持っている例は人間界どころか動物、植物、微生物など
生きとし生きるもの全てに見受けられるのですね。






 この前のリンゴおじさんの話ではありませんが、植物の激しい
争いは主に地下の根の部分で行われているようです。その暗がり
で植物同士はおろか昆虫や細菌や菌類など凄まじい暗闘があるの
ですね。だから、根さえしっかりとしていれば人間だってすぐに
は枯れません。上辺だけ飾るからすぐに疲れるのぢゃアルマイカ
ああ、そうですか、そうですか。ま、あんまし気張らずに上辺は
ノンビリ行きましょうや。