5月21日(木)男と女のかもし出す不思議な世界

 こんにちは。晴れときどき曇り。やや風つよし。




 ダーウィン誕生会でお会いした真理子先生がテレビに出てた。
「男と女の進化学」だって。動物の基本形はメスでオスはそれ
から派生したものだから、ヒトも男は女がいないと生きていけ
ない、とか。女は花が好きだけど、男はそれほど花が好きでは
ない。けれども花以上に女が好きなのですね。だから魚も鳥も
昆虫も人間もオスが一生懸命にメスの気を引こうと頑張ります。






 で、ここから話しは変なほうに展開する。日本の殺人事件は
戦後50年で2割にまで減少しているとか。もともとこの率は
継続的に0.004%すなわち百万人で40件くらいだったのが、
10件に単調減少してきた。で、その内訳を年齢分布、男女分布
で分析してるんですが、女性の犯行は百万件あたり5件前後で安
定してるのに男性は100件から20件にまで50年で激減している。
また年齢的には男性の20歳〜24歳の犯行がダントツに多いこと
が判明した。






 で、これを男女関係に結び付けて解釈してました。つまり、
動物と同じようにこの時期はオス同士の争いが極めて多くなる
し、男女間のトラブルも比例して多くなることがこの比率に
影響しているのだと。「激怒は人間の宿命のひとつであーる」
殺そうとおもて殺すのは少ない。激怒がヒトの理性を奪うのだ。





 それになぜこの50年で日本の20代男子の犯行が減ったのか
つうと、これを日本式の労働慣行に求めていた。すなわち、
低失業率で終身雇用の年功序列が、二十歳前後で卒業してから
定年まで毎年給料が上がり、先が見えた安定した社会を築き、
それが少々の激怒なら押さえ込んできたと。それで男子は草食
系になってしまったと。だから、これからはまた自然にもとに
戻って男性の犯罪率が上昇するであろうよ!とか変な予想を
しておった。ホゲ







 ま、理性と感情のどちらがつおいのか?っつう判定は人それ
ぞれでしょうが、理性が感情を押さえ込めるほどに人類はまだ
充分に進化していないということでしょうか。同じロジックで
も情動がからんだ方が理解が早いとか。未だ完全に論理的には
なれていないってことでしょうか。






 でも、進化って結果論だからイヤですよね。ランダムな変異
のなかで生き延びるのに適したものだけが現存しているとか。
動物は逃げるのも食うのもみんな一生懸命です。一所懸命でな
いのは大昔には居たかも知れないけど、とっくに滅んじゃって
現存していないんだと。んぢゃ、一生懸命でない人間がなんで
現存してるのん? そりはですね、両親とか周りの者が一生懸
命だったのれすよぉ。と、ここまで来ると結果論つうよりも、
なんだか屁理屈のようにも聞こえる空耳な俺ですた。チャンチャン