5月9日(土)夢かウツツかマボロシか


 こんにちは。ひさかたの晴れ。あたたか。


近隣(K.ロヤーン氏)覘いたら、面白いエントリがあってね、
そこからリンクされてる掲示板を見てたら遅くなってしまった。
並べ替え文字がすんなり読めてしまう不思議さにねらーがおど
れーてるんだ。「oioiそんな筈ねーだろ?」とか言いながら読
めてしまう自分が信じられないとか。プププ



 これは脳が自己構造化している証拠の一つですぅ。感覚器か
ら入ってきた外部刺戟を受動的に受け止めてるのが五感だと
思ったら大町外。実に能動的にイロエロと細工をしてるのです。
視覚では錯視錯覚で色んな騙し絵が有名ですが、格子越しに見
た人物を認識できるのも脳の働きだとか。脳の視覚統合野を損
傷した人は、全部見えている人は認識でけるのだすが格子越し
ではチンプンカンプンになってしまいまするよ。





 一方、聴覚では発声を文字を読みながら聞くと聞いている音
が文字に引っ張られてしまう「空耳」などが有名ですが、これ
は別に文字を読まなくっても先入観だけで起こりえますよ。ま
た、切れ切れの音の間に雑音を混ぜると音が繋がってしまう現
象もありんす。要するに脳はお節介を焼きたくって仕方がない
気のイイ近所のおばさんなのれすゥ。でも、このお節介が無け
れば、日常生活もままならないつうことは容易に想像できます。






 味覚・嗅覚でも視覚・聴覚ほどハッキリした現象はありません
が暗示による味覚のシフトや幻臭などはありまする。さて触覚
はどーでしょう。居ても立ってもいられないような恥ずかしい
場面を目撃したりすると尻がこそばゆく感じますが、これはも
ちろん精神的な比喩。しかし実験では幽体離脱などが簡単に起
こせるそうです。




 例えば、自分の姿を後ろから写した映像をゴーグル型モニターを
かけて見ると、自分が前方に立っているように見えます。そこ
で自分の背中を誰かが棒でチョンチョンと突っつくと自分の背中に突
かれた感触があります。しかし視覚では自分は前方に立ってい
てしかもその背中を棒がつついているのが見えます。すると
あれ不思議、まるで自分がその前方に実際に存在している様に
感じるのだそうです。つまり幽体離脱とか。





 つうことで五感は全部、脳が積極的に再構成しているのだと
云うことが、その現象が見やすい状況を作ると顕わになってき
ます。それで自分が全てをコントロールしているのだとの思い
込みと衝突してアセアセとなります。こころとかだらのアンバ
ランス。





 だから「ひらがなワード」の並び替えくらいなら、脳は易々
と補正いたしますぅ。人は見たいものしか見ないし、聞きたい
物しか聞きません。ましてや読みたいものしか読めないのは理
の当然かなかな?でも表意文字はどーなんでしょ?これは線分
の一本一本にこだわると突如意味が消えうせるとかのゲシュタルト
崩壊現象なんかがあるなあるな。また変な字つながりとか。
木式 式会社とかやっちゃって、どーしても 木朱 の字が
思い出せなくなっちゃうとかね。プ






 ああ、我らの世界は砂の上に構築されてるのでしょうか?
そんなこたないよね。そーだよね。ホッペつまめば痛いものね。
ぢゃ、夢ってなんだぁ?外部刺戟も入力も無いのに勝手に五感
が全部働いてるぢゃねーかよー!人生一炊の夢かよおー!!!