2月1日(日)酔いつぶれた翌日は落ち込んでろくなことを考えん罠


 こにちは。快晴で2月がスタート。天気晴朗なれど風強し。




 「知る権利」とか言っても、知ることは必ずしもイイこと
ばかりぢゃねーですよ。いや、むしろ害悪になることさえあり
まする。





 例えば、決して治らない病気に罹ったことを知らせるとか、
「xxが陰でおまえの悪口言ってたよ。」とか親友であるxx
の言動を伝えるとか、「奥さんooとホテルに入ったよ?」とか。
ま、これらはかなり悪意が入ってますが真実かも知れない。




 例えば、「きみは何月何日何時に死ぬよ。」なんて知りたく
もないですね。これは死刑囚でも同じ。人間は必ず死ぬる存在
ではあるけれど、それがいつかが分からないから暢気に暮らせ
るんぢゃあるまいか。
 だからいくら事実であっても知らないほうがイイことは沢山
ありますよ。愚者の楽園、賢者の地獄。






 とか、くーだらない感想を持ったのは最近ダーウィンなんか
に興味を持って、関連本を読みあさったから。結局、わたしの
理解だと、進化っつうのは「遺伝情報が(宇宙線とか紫外線、
化学物質など、或いは転写ミスなどで)偶然に起きた変異が
蓄積し、あるときに発現するのですが、それがそのときの環境
に適応的なら残っていく。」ということらすい。つまり偶然が
イロエロな可能性を沢山作ったあとでイロエロな環境がそれら
を無作為的に選択していくらすいのだ。そこには、「おらは
こう成りたいのだ!」とか「こんなのはイヤだい!」とかの
主体性が一切ないという味気なさ。こんなの真実だとしても
知りたくもないよね。







 32億対のヒトゲノムが全部解読されたのは2001年です。
だけどこれは只の塩基配列のコードが読めただけでその中に
遺伝子がいくつあってそれぞれがどういう役割を果たしている
のか?なんて殆んど分かってませんです。2〜3万個くらいは
ありそうだな、つうくらい。でも、人間はコツコツ努力します
から、そのうちに遺伝子の働きの全容が解明されて、人体や
脳の不思議がみんな分かっちゃうかもしれない。







 で今はHAP-MAPプロジェクトつうのを通して遺伝子の0.1%
が決めている人種間の違いや個人間の違いがどの遺伝子でどの
やうに起きるのか?つう国際的な研究が発足したらすい。
でもそんなの知りたい人っているのかなあ。遺伝子調べたら
いつどんな病気に罹って、いつごろ死ぬんだよ!なんて尻たく
ないよね。知能とか身長とか性質が赤ちゃんのときに既に分か
ったらイヤだよね。







 だから、未来のことなどしりーたくないのー♪知ってどーなる
なものでもないしい。諸君はどー思いまするかな?あえて
告知を受けて、敢然と現実に立ち向かえるほど自尊心と克己心
が強ければそれはそれでしやわせ。わたしが口を挟むことでは
ござらんけれどね。では。