1月18日(日)最近、細菌について考えること多し


こんにちは。曇り。ほんのちょっぴり雨。お湿りにもならーん!
これが夏だったら日照りだね。プ




 なんか若冲の絵が越前の旧家から出てきたみたいだね。象と鯨
の屏風絵。想像で書いたにしては迫力ありとか。ま、想像の方が
迫力あるという事例は多いけどね。プ
アンドリュー・ワイエスがいつの間にか亡くなってた。91歳。





 しかし単細胞の微生物から高等?動物まで全てかだらの仕組み
が同じつうことは不思議の極み。みんなDNA暗号でタンパク質を
作って生きています。20種のアミノ酸を4の3乗=64でコード
してるとこも共通。まるで初等代数の世界ですぅ。世界はこんな
にシンプルでイイんかい?つう疑問もわいて来ますです。





 で、今日は微生物の話し。世界人口が60億人から100億人
になっても食糧さえあれば持つのかも?とか思っても食糧生産は
エネルギーに比例してます。そのエネルギーは今のところ石油に依存して
マッスル。




 植物は光合成によって炭素から糖分を作ってエネルギーを作りだし
ますが、タンパク質は植物が根から窒素を吸収して作ります。
で、窒素を根から吸収しやすい形に固定する働きを微生物がして
るんですよぉ。これがマメ科の植物と共生してる根粒バクテリアです。





 これらの細菌が空気中の窒素を固定して有用な形に変える量が
6000万トン/年と言われてまする。これが植物を通して食糧に
なって人類を支える数はだいたい30億人くらいが限度です。
で今はなぜ68億人も住めるかっつうと、石油などのエネルギーを
使った化学肥料で9000万トンも窒素を人工固定しているから
ですぅ。これが人口問題=食糧問題=エネルギー問題と言われる
所以です。それに化学肥料は自然循環せずに河や海に流れ易く
冨栄養化の弊害も招いています。





 そこで植物学者は根粒菌が窒素を固定する仕組みをパクって
太陽エネルギーだけでこの窒素固定化を行おうと画策してまする。
もともとこの菌は植物に付くばい菌でしたがある時期に宿主と
共生し植物が光合成で作ったリンゴ酸などのエネルギー源を使って
窒素を固定化し宿主に共生するようになったとか言われてます。
ミトコンドリアや葉緑体が宿主の細胞に共生しているうちに一体と
なって遺伝されるようになったのと同じプロセスですぅ。





 地熱とかのマグマのエネルギーを除いては、地球上のエネルギーは
すべて太陽からのエネルギーをいかに上手く使うかにかかって
マスカラ、この根粒菌をうまく使えば石油なんか無くっても
人類が存続できる希望が見えてきますよー!




 ですから我々人類はいかに狡すっからく、太陽エネルギーを
掠めとるのかを全知全能を傾けて考えるべきでしょう。
ホントはお日様に当たってれば自然にエネルギーが体内に滲み
込んでくるような改造をかだらに施せばイイんですが、それで
は「緑人間」になってしまいますからイヤがる人も多いでしょ。






 地球上で唯我独尊で威張ってる人間さまも結局、腸内細菌と
根粒菌などがいなければ手も足もでないヤドリギだっちゅう
のを認識して、もっと謙虚にならなけりゃイカーンと思いまし
たっ。