12月28日(日)不思議で詰まってるのが世界であーる

こんにちは。快晴。おだやかな冬の一日。街は買い物客であふ
れてます。




 NHK「こころの時代」を見てた。道元の「正法眼蔵」の解説。
すべてのものごとはものすごい速さで移り変わって行くのだから
一瞬一瞬を大切に生きよう!とかいう平凡なおしえ。プ
でも、これは良く考えても、少しも考えなくても、ホントの
ことだから、やりたい事はいますぐ実行しようね。明日ぢゃダメ!
「自未得度、先度他」これが仏教の根本なんだって。
度=渡、自分が渡る前に他の人を渡しましょう。何処へ?サぁ〜
タイタニックかな?自分を捨ててまで守りたい人がいるってこと
だけですっごくしやわせなことではないのかな。阿弥陀さまは
その守りたい人が一切衆生(すべての生きとし生きるもの)だっ
たのだから、これこそ無上のしやわせでは???







 今日は細胞学。人間って1個の受精細胞から分裂して約60兆
個の集合体に増えます。単純に2分裂すれば46回でいくけど、
ホントはもっともっと複雑です。それで各々の細胞は細胞膜つう
ので外界から隔離されてます。だから外部との連絡はすべてこの
膜を通して行われまするよ。








 もっと具体的に言うと、この膜上に受容体という膜タンパク質
があって、外部のホルモンとか神経伝達物質などはそれぞれ固有
の受容体を通して細胞と通信します。遺伝子の解析とかでこの
受容体は約800種あることが分かってます。つまり800通り
の化学的な通信手段があるってことだす。たった1種の電子を使
った電気通信に較べても、ものごっつく複雑だって分かるでしょ?








 いまだ働きが分かってないのが100くらいありますが、その
うちで最近分かってきたやつ:1.栄養センサーBOSS受容体
これは血液中のブドウ糖を感知して細胞内に伝えます。それで
細胞内の脂肪としてのエネルギーの貯蔵や放出を調整します。
これはとても重要ですね。貯蓄が切れて血液にブドウ糖を放出
できなくなると脳は一瞬にして死滅しますよ。ゾォ〜








 その2.組織ダメージ・センサー、ミンクル受容体。
感染、打撲、腫瘍などにより自己組織が大量に死滅したときに
発現するミンクルタンパク質を受容し炎症を引き起こす。これ
により組織修復に寄与するが、リューマチなんかの自己免疫障害
の原因にもなります。







 その3.大きさセンサーONT1タンパク質。
初期胚で脳の大きさを一定に保つため、神経を作れと指令する
タンパク質コーディンとそのコーディンを分解する酵素を調節
フィードバック制御の働きを担います。こういう一方向に行き
杉ない化学的なフィードバック制御は生体内の至るとこで見受け
られます。







 このほか単細胞から複雑な構造の体を作る過程でシグナルセンター
つう細胞群がさまざまなタンパク質を分泌して周りの細胞に
働きかけ時間的、空間的に制御しながら体を作っていくことも
分かってきました。タンパク質の働きって主にその形からくる
というから不思議ですよねぇ。「まづ形から入れ」とか、ププ