こんにちは。雲の多い晴れ。遠方やや霞む。
趣味に生きてるのならいざしらず、自分や家族の生活がかかって
いれば、人間そうそう信条に殉じることなどアイキャンノットと
いうのは頷ける。いや信念ぢゃなくって心情的にね。
例えばガリレオやコペルニクスなど、あるいはダーウィンもビビ
ってた。デカルトさえかなりビビった痕跡アリ。あの時代、教会は
絶対で価値観の中心。それに逆らえば自分の命はともかく家族さえ
天国に行けなくなってしまいますぅ。
それに逆らうのは、今では想像もできないくらいにタイヘンな事
だったと。現代日本で民主主義や環境問題に反対することなど、
その百分の一にも当たりませぬ。飯の種など現世のこと、教会に逆
らえば永遠に不名誉な取り扱いと来世の地獄が待ってました。
だから、現代日本の学者さんはもうちょっと根性入れて学問に
励んでほすいんだ。今の大学は公立、私立を問わず研究室の公的
研究委託はお上からの査定と予算にかかってまする。だから自分で
本を出してベストセラーになったり、講演で稼いだり、TVに出て持
て囃されたりとある程度自立できないと、ほとんど御用学者になっ
てしまう危険性があります。
日本で環境問題にほとんどイチャモンがつかないのはこのためで
すぅ。政府方針に異義を唱えれば研究費がつかないから。最近ガン
ワクチンが有効そうだという研究が盛んになってきましたが、昔、
丸山ワクチンつうのがあって学会こぞってバカにされてました。
当該ワクチンが有効かどーかはイザ知らず、その頃からワクチンの
研究を進めてれば日本はこの方面で世界をリードできたはずなので
す。色々な可能性を探索するのが学問なのにね。
それを御用学者が押さえつけるのは保身の範疇を超えてすでに
害悪といへるのではないでしょうか。学問は多数決ではないのです
から効率は多少悪くても百家聡明がイイと思うものですぅ。
でも日本は企業の研究資金のほうがダントツに多いっつうのも
事実ですが、こちらは利益指向で近視眼的。どちらもうまく逝かん
ものですねえ。トホ