12月10日(水)都市考から、なあなあ風土まで

こんにちは。雲の多い晴れ。一転暖か。コートが邪魔な陽気です。




 ふとイロエロな都会を思い浮かべると東京とは特異な存在では
あるまいか?23区に限っても各区に中心がある多心都市ですう。
旧都心、新都心は言うに及ばず池袋、渋谷、原宿、六本木、また
お台場とか自由が丘、中野、下北沢、むかしは上野、浅草、巣鴨
とか、まだまだ一杯ありますぜ。






 都下までいえば立川、府中、三鷹、吉祥寺とかまだまだ一杯あり
まする。超多極化都市ですね。それに高尾、雲取山から伊豆諸島
まで山あり海あり何でもありの1200万人強。こんな都市は極めて
珍しいですぅ。海外の大都市といってもダウンタウン(繁華街)は
多くて二つか三つ、そんなに多くはありませぬ。







 このなんちゃらした八百万(やおよろず)の風景が日本の特色では
あるまいか。ずば抜けたリーダーがいない集団指導体制なんて日本
の政治風土に適してるのかもね。でも日本全体を見れば、東京への
一極集中が加速してるから少しは昔の藩体制に戻した方がイイかも。
そーいへば、なんちゃらネットワークという多極ネットが社会的に
最適だっちゅう論文があったような希ガス。あした捜してみよう?







 一神教の風土は効率的で、それあっち行けー、こっち行けぇーと
いう時はイイけれど、ときには行き過ぎた正義が害悪になりかねぬ。
何事もほどほどなんつうぬるいのは若い人には馴染まねど、これぞ
日本の伝統なりや?一億火の玉なんて時代は災厄しか齎しません。




 しかしときどき考えるのは侵略されたときはどーするか。イラク
みたいに、難癖つけられて。「天下布武」なんて唱えてた織田軍事
政権が人民を虐殺してるとか言って耶蘇たちが攻めてきたら侵略だ
よね。日本からみたら。だからあらゆる正義は相対的だと観じれば、
侵略なんて何処にでも起り得る。闘争が生物の本性だと観じれば、
こころ休まる暇もなし。ああ、人々の善意は斯くも脆く他動的なも
のなのか?60年も戦争が無かったなんて普通はありえねーことナン
ぢゃないのかな?とか、マザー・テレサの番組を見てておもた。





 都市で思い出したけど、「香港では上を、パリでは下を見よ」っ
て知ってた?香港では洗濯物が窓から垂直に突き出た長い物干し竿
に干してあるから、雨でもないのにポタポタと天から水が降ってき
ます。
パリでは孤独な老人が多いからみんなペットを飼ってます。それが
散歩で糞をするから町中糞だらけ。華の都は糞だらけ。ベルサイユ
の頃から糞だらけ。むかしはトイレもありませぬ。だーかーらー
花のお江戸は昔から世界一清潔だったのれすうぅ。エッヘン