11月16日(日)たまにはチビッコたちとお勉強

こんにちは。小雨降ったり止んだりの一日。さえない。





 やることもなかったので北の丸に行ってきた。科学技術館
チビッコたちがとても楽しそうな場所。遊びながら色々なことが
勉強できます。三次元で見れるプラネタリウムを見ました。
細胞の中の色々な働きから、宇宙の大規模構造まで10の41乗
の差を一気に見せる構成は面白かった。DNAの働きから銀河団
衝突までが立体で見えます。







 人間の尺度を10の1乗とするとDNAの大きさは10のマイナス
16乗、宇宙の大きさは10の25乗で差し引き10の41乗の
差があります。10の後に0が40個も付きます。これが人間が
到達している計測の限界ですぅ。








 触媒(catalysis)って面白いね、自分自身は何にも変化しない
のに回りに絶大な影響を与えるもの。エネルギーの形態を変化させ
ます。たとえばエンジンみたいなものです。ガソリンの化学エネル
ギーを運動エネルギーに変えますが、エンジン自体は変化しません。
触媒の一種に酸化チタン(TiO2)つうものがあって、これは太陽の
光エネルギーで水を分解して酸素と水素を発生し化学エネルギーに
変化させます。光合成に近いエネルギー変換機構です。








 それでこれを薄いプラスチック・シートにコーティングして空気
や水の浄化、抗菌・殺菌、防塵・防汚など色々な用途がありますが
効率よく水素を取り出してエネルギーにするという期待もあります。
とかいっても、モノホンの植物の葉緑素には適わないから自然の力
は偉大だっちゅうことでしょうね。








 きょうはチビッコたちと勉強の一日で少しは利巧になったかな。
子供たちがいろんなことに興味を持って立派な人間に育ってほすい。
そういへば地球上の石油の量って富士山の容積と同じなんだって。
それで今までにその半分くらいが消費されました。人間の尺度で見
ればすごく多いと思いますが、地球の尺度で考えれば富士山なんて
地図のシミみたいに小さいから、意外と石油って少ないんだなとか
思いました。物事を考えるときの尺度って重要ですね。人間の器量
も宇宙くらいでかくなあればいいですね。では。