光と影を見つめて


こんばんは。晴れ。春らしい暖かい一日。20℃を超えた所も
あるそうです。もう4月も半ばだからなあ。そうだ、藤の花の季節だ。





グローバリズムナショナリズムって難しい課題だな。
科学の世界ではバリアフリーとか言って文化、国境を越えた交流は
とても大切な事です。だから英語が出来ないとかなり制約にはなり
ますね。むかしはラテン語とかギリシャ語がこの役割を担ってました。





でもその陰で消えて言った言語もたくさんあるのでしょうね。日本で
言えばアイヌ語とか。アメリカの原住民諸語はもう殆ど残っていない
でしょう。グローバリゼーションの影で。アメリカは原住民を除け
ば、移民の人工国家ですから特に守るべき文化はないしプラグマティズム
の温床ではありました。このグローバリゼーションが世界を席巻
すると多様性はどんどん失われていってしまうのでしょうか。






ネットの世界でも共通語は英語です。もちろんローカル言語も使えま
すが、英語を使わないとコミュニケーションや情報収集力にかなりの
差が出てくることは間違いありません。ま、もともとインターネット
が学術検索用途でしたから生い立ちからして英語オリジンなのかも。






音楽や絵画も国境を越えた表現手段だといわれてますが、それぞれ
地域的、民族的な特色を残していますから、両者共存して特長を生か
す道もないとはいえませんね。あと12年もしたらヲークマン位の
大きさで音声自動翻訳の実用化が進むとか予想されてますから、街の
おじさん、おばさんまでグローバル化される日は近いかも。ま、翻訳
信頼度の問題は永遠に残りますから、そういう人はあきらめて原語の
習得にハゲムしかないのかもね。若い学者は内容よりも英語の表現力
がないと一人前ではないとか言われてますから、遣唐使時代と変って
ないかのかも。空海さんも漢語の文章力、会話力が抜群だったとか。






グローバル中毒の人はシンガポールみたいに公用語を英語にしちまえ
なんて叫ぶかもしれませんが、これはこれでちと逝き杉のような気も
いたしますね。いいとこを遺しながら国際化をするって難しいけど、
挑戦しがいのあるテーマかも。






ではでは、課題ばかり増えたって、なにも無いよりましだい。
とか、開き直って、今日もまた虚しくすぎる春の一日。
諸君は元気でねー! では、おやすみなさい、またあした。