権兵衛が種まきゃ鴉がほじくるとか


こんばんは。晴れ。3月の気温になるとか言って宝、コート無しで出かけ
たら、けっこう首筋が冷えたな。やっぱし比較の問題で絶対値はまだ低い。
ポールン・ロボで近所の花粉データを見たらやっぱしまだ低かった。予報
では明日の午後から「やや多い」になってたね。




今日はカラスの勘三郎の話しでもしようかな。
こやつには前に後頭部をとび蹴りされたことがある。突然、ドカンと来た
から驚いたの何の。いったい何が起きたのかと思いましたよ。
どうも通り道の木立に巣を作って赤ちゃんが出来たらしいのだ。この時期の
カンザブローは警戒心が強くって気が立ってますね。こらぁー!と拳を振り
上げたら、アホーアホーと馬鹿にされて、更に腹が立った。




都会のカラスは針金のハンガーやクズ紐で巣を作るようだ。ときどき干した
パンツごと攫って行って、痴漢と間違われたりしてます。それに、頭がいい
からダミーの巣を沢山作りますから、子つくりの時期の洗濯物にはご注意。




雑食で何でも食べるから生活力もあります。秋になるとドングリとかの木の
実を秘密の隠し場所(といっても地面に穴を掘って木の葉で隠す)に貯食し
ます。その数80〜90箇所というから、記憶力もたいしたものです。
ああ、石鹸なんかも隠すらしいですね。泡吹いちゃいそうですが。




食事にもイロエロと気を使ってます。硬いからの木の実(胡桃など)は上空
からコンクリートに落として割ったりします。あまり低すぎても割れないし
高すぎると流されて草地などに落ちて割れない。だから丁度良い高さを実践
で学んでいるマッチョなカラスが多いです。釣りもしますね。手ごろな木の
枝を捜してきて、木の幹にある虫の穴に差し込んで幼虫の頭をコツコツと
つつきます。怒った幼虫が枝の先に噛み付くと、すかさずズルズルと引っ張
り出して食べちゃいます。丁度いい枝がない時は折ったり先を削ったりして
立派な釣り枝を作ったりもします。ね、頭いいでしょ。




あと、スイカなんかは35日の熟れゴロで収穫の直前に良くやられるとか
農家の人が言ってましたね。それまでは見向きもしない。なぜ熟れたのが
分かるのか不思議だ!指折り日にちを数えてる訳じゃねえだろーに、と農家
のオヤジも呆れてました。




あと、蟻浴(ギヨク)つうのもやりますね。蟻の巣を羽でバタバタと壊すと
怒った蟻たちが羽に食いつきます、このとき蟻の出す蟻酸が羽にくっついて
これが羽ダニの駆除に役立つとか。いったい何処でこんな知識を仕入れるん
だろー?まさかググルわけじゃあるめーな。




まだまだ、いっぱいあるのですが、最後に遊びの話し。カラスのスカイ・
ダイビングとか。これは電線に片足で下向きにブラブラとぶら下がって、
突然その足を離す。すると真っ逆さまに落ちていって、そのまま地面に頭
からぶつかる直前で羽を広げてグウーンと急上昇します。チキン・レース
みたいに誰が一番地面に近いかを競うようだ。これはもう遊び以外には
解釈のしようがありませんよね。都会のカラスは早朝に食事を終えたら
後は一日中遊んでます。優雅な生活ですねぇ。うらやますい。








師匠のブログ経由で分裂君のエントリ「氷河期の・・・」

http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080228/1204203051
を覗いた。極めて面白い見解ですが、共感したのは最後の三行だけ。


ITエンジニアはこれから中国やインドの低価格・良質人材と闘わねば
ならないから最先端以外は厳しい極面に遭遇するでしょうね。語学との
リンクで現地の技術者を上手く使いこなしたり、日本でしか出来ないもの、
例えばセキュリティ関連とか対象を選ばないともろ競争に晒される職種。


電球、照明器具みたいに輸送に適さないものは意外と国産が健闘してます
ね。でも、日本の電気器具、AV市場は特異的に国産のシェアが高いのは
何故だろうか?食料と同じく品質・信頼性重視なのかな?では、おやすみ。