技術進歩が阻害したもののひとつ、正常性

こんばんはー。晴れ。何かと気ぜわしい。師走に入ったらあっという間に
6日になってた。絶対に時は加速してるな、年末に向けて。



さて、技術の進歩というものは人類をしやわせにするのか。ドッグイヤー
の近年と比較して、もっとゆったりと時が流れていたとか言われてる古の
方が人々は幸せだったという推測も可能ではないかな。



たとえば、エジソン白熱電球によって、生物たる人間は破壊的な影響を
受けているという説もあります。23億年前のシアノバクテリアから人間
まで生物には体内時計というものがあるそうです。人間の場合ですと、脳
の中心部にある松果体というところに時計細胞が2万個もあってこれが光
によってコントロールされてるらすい。光の強弱によって朝昼夜の三つを
区別し、これにより血圧、体温、睡眠、ホルモン分泌を最適に保っている。




これが生命23億年の知恵であり、自然界のリズムであります。ところが
ですよ、エジソン先生の大発明により夜も真昼と化してしまったのれす。
夜は暗闇の中で静かに寝入るところを、突然光を当てたりする。すると、
体内時計がピタリと止まってしまうらしいのです。これはA.ウィンフリ
ー博士(米)が30年まえに発見しました。




このときその原因として1.時計細胞が全部止まってしまう 2.個々の
時計細胞は動いているがリズムが狂って同期が取れなくなり全体として止
って見える、という二つの案があり論争してきました。これがこのほど、
日本の学者により決着がつけられ、案2.が正しいとされました。




と、細部に突然入ってしまいましたが、ようするに夜に光を当てると生物
として正常に生きていく事が出来ずに基地外*1になるようです。
因みに睡眠は脳の再活性化には必須の機能で、夢を見ることにより脳は正
常性を保つことができるらしい。学生を被験者として三日間、睡眠を取ら
せなかったら、全員幻を見たり、変な声を聞いたり、デンパを受けたり、
イロエロな妄想に陥ったらすい。げに怖ろしきことなり。




あ、言い忘れましたが、この時計細胞つうのは脳だけではなく、肝臓とか
体内の末梢細胞にもクマナク分布しておるそーだ。我々は今更、人工の灯
を手放すことは出来ませんから、できるだけ早く寝て早く起きる元気な子
モードで正常性を保つしかないのでしょうね。しかし、自ら異界に入らん
とする奇特な御仁*2はこの限りにあらず。俺も早く寝よ。おやすみー

*1:一日の生活にメリハリがなくなりいつもボケていてダルく起床転結に欠けた状態

*2:千日行とかの宗教的な修行者等