生命の科学的な追及も一筋縄ではいかんわな

こんばんは。曇り。やや暖か。
風邪がのどから抜けなくてコマル。ときどき喘息のようにセキが出る。
ぬれマスクというのを買ってきた。のどに良いらしい。僕はクスリを
飲まない人だからね。治りが遅いのかも。
落ち葉をじっと見つめていたら、フラクタル図形つうのを思い出した。
全体と部分が自己相似なやつ。自然界の不思議でもあり必然でもあるとか。



生命つうのもフラクタルなところが沢山ありますね。再帰的なルールで
簡単に記述できるがその奥は無限に深いとか。
そういえばたった4種の塩基で記述されてるタンパク質も奥が深いです
ねえ。人体には約10万種のタンパク質がありますが、その基本構造
1万種はほとんど解析されています。で次はその働き方ですが、これは
まず簡単な構造の高熱菌についてその2200種のタンパク質の攻略が
日本で進んでいます。(ま、ノーベル賞田中さんの功績もあるのかも)



で、このタンパク質は一連の機能グループでシステムを構成している
訳ですが、これが200システムくらいある。その中で遺伝子修復や転写
システム、ストレスからの防御システムなどが発病との関係で研究されて
います。さらに、生命システムの全体像に迫るべく、世界中のプロジェクト
を統合したビッグサイエンスとしてタンパク質が注目を集めてきました。



生命体の情報伝達の大部分がこうした高分子の形状からなる鍵と鍵穴みた
いな伝達というのはとても面白いですねえ。こういう三次元図形の膨大な
データベースも出来ているとか。トポロジーとコンピュータ分析つうのが
今後の主流かなあ。結局、生命もまたブラック・ボックスに入っていくだ
けのような気もするが、統一原理で 纏められて簡単に説明される方が、
むしろ不自然な気もするなあ。ビミョウ


明日は寒そう。ではでは、皆さん、おやすみなさい。