当たり前のなかにこそ非日常が隠されていて風邪を「ひく」

こんばんはー。
くもり時々雨のぐずついた天気のなか、はや11月を迎えました。
早いですねー。
毎日続けてればなんとかなるのかなあと思ってたこのブログ。
なんともなりませんですねえ。マンネリ。アクセス稼ぐほうにシフト
したって高々数万でしょ。それでも亀甲氏みたいなずぶずぶエントリ
だから浮ばれない。だから、アクセス多いからって威張ってるブロガ
の気が知れん。TVなんて視聴率1%で100万人もいるんだからね。
影響力が段違い。とかルサンチマンかまして、貧乏ブロガはただ楽し
けりゃいいのさ。





ひとくさり極めてネガな愚痴をこぼしたところで今日のネタが出て
くるものではない。実は先日付近を見回したとき見つけて心に引っ掛か
ってて少し調べてコメしよう、と思ったのを、今調べたんだけど、え〜
い、これを今日の我がエントリとしてしまおう。ネタのパクリ気味は
いつもの事とて赦してね。ついでにテッペンにあるのも子規のパクリで
はなくって、そこのが極めておもすろかたので、その亜流。





さて、上記前振りのお題は、「風邪をひく」とはなんで「ひく」なの?
つう極めてシンプルだが奥が深い謎なのだ。これは言の葉に対して常々
かなり感度を研ぎ澄まして置かざれば発する事あたわざる疑問であーる。
学問とは最初に疑問を呈した人の勝ち。それをパクるは下卑た人。
おれなんざもう根っから尻から頭から、風邪というものは「ひく」もの
であって、これはもう反射神経的に一対となった熟語であり、なんの疑問
の入り込む余地も無い、と固く信じてた薄ら馬鹿だから、逆に疑問を呈さ
れると、ホントだ!なんでだろ???引くなんて可笑しいな、おかしきゃ
笑えとばかりに疑問の塊になってしまった。





それでググったりヤフったり辞書を引いたりしたのですが、確定的なもの
は見つけられないまま中間報告。(とか、また引っ張ってるう)




まづ、平安時代には藤原道長日記に「風病発動」という記述があって、こ
れが風邪をひくことらしい。発動とかまた発動機みたいで大げさですねぇ。
更に下れば、鎌倉初期に「落窪日記」のなかに「風引きて腹こほこほと・」
という記述があって、ある人の見立てでは、これが風邪をひいてお腹を
こわした記述であーるらしい。しかしね、「冬のさむい風でお腹がひえて、
ごろごろと音がした」のかも知れない。




そして、ことばおじさんの見立てでは「病気の原因を吸い込むところから
風邪を引くというようになった。風邪のもとは「風」で身体に影響を及ぼ
すものをいう(古代中国)。竹取物語の使用例では、大気の影響を身に
受けることを広く「風」と言っていた。
また、江戸初期の用法では「茶が風を引く」という言い方があり、茶葉に
空気や風が触れた為に風味がなくなることを表していた。江戸時代に感冒
のことを、特に身体に悪い影響を与える「風」として風邪(ふうじゃ)と
呼ぶようになり、明治に入って風邪(かぜ)と読むようになった。」とか。
う〜ん、断言してるからもっともらすい。





さらに明治に西洋医学が入ってきたとき、独逸語では「引く」はziehenで、
この過去分詞形でzu-をつけると、

ーーーーーーー
zu-ziehen
【4】(3格の再帰代名詞)+(4格の名詞)〔非難・病気など(4格)を〕
(自分の身に)招く
sich(3格)eine Infektion zu-ziehen炎症を引き起こす
ーーーーーーー
はしかに罹るときにも使うようだ。この影響もあるかも。




で、良く分からん。最後にここに載ってるらしいという情報を雑談ブログで
掴んだのですが、図書館にでも行かないと無いかもね。
「日本語あれこれ辞典」¥1,890明治書院
俺以上に異常に興味を持たれた御仁は調べておせーておくれ。
ではでは、調べ疲れたからもう寝よ。おやすみー。