初秋の夕べに只の映画をのぞくの巻き

みなさん、こんばんは。帰りがけにタダの映画があるというので、
タダに誘われて映画を見てきました。
なにしろタダより安い物は無いです無いですからね。
って今日は電車もタダだった。





「石井のお父さん ありがとう」っての。明治時代に親の無い子供を
引き取って育てた人の物語り。医学校に通ってたのだけど、親がいなくて
苛められたりしてる子供を引き取っているうちに、だんだん人数が増えて
しまい、孤児救済に生涯をかけることを決意する。その後震災とか戦争の
孤児も引き取って三千人にも増えてしまい、奥さんは苦労の末30歳で
亡くなってしまう。お腹をイッパイにさせるだけでなく、教育や技能習得
にも意を注ぎ、大きくなった孤児たちは社会で活躍しても、石井のお父さ
ん、と慕ってまた寄付してくれる。そんな生涯を描いた映画ですぅ。





でも苦労したせいか48歳で亡くなってしまいました。しかしその事業は
皆が力を合わせて現在まで引き継がれています。あ、松平健が主演です。
けっこう泣いたかも。私利私欲なく身を粉にして子供の為に尽くす心情
って何処からくるのでしょう。これは自然界には少ないな。自然界って
親を亡くした子供はたいていすぐに死んでしまいます。人間ってけっこう
いいかも。悪い人もいるけど、生まれつき良い人もいるのかも知れない。
いや生まれつきってこたないな。おとうさんもおかあさんもとても良い人
だったに違いない。善の連鎖って信じられる?

親のいない孤児より もっと可哀想なのは
心の迷い子 精神の孤児なのです

                    石井十次

ではでは、とてもやさしい気分で、おやすみなさいまし、また明日。