厄介者でも役に立つかも

こんばんは。諸君も元気に日常生活をそれなりに大過なくこなしている
事と思います。今日はなにかいいことあったかな?すごく嬉しいこと、
カチンときたこと、悲しく感じたこと、カンドーして涙がでたこと。
俺も波が大きいほうですが、ここのところ低調ですぅ。




さて、今日の話題は粘着野郎。厄介者にもいいとこ有り、という発見。
温暖化の故か、はたまた偶然の賜物か、「越前クラゲ」という巨大水母が
大発生して沿岸漁業を荒らしている。つうか彼らは只ただよってるだけ
なんですが、定置網に引っ掛かって、その中を占有してしまうらすい。
一所懸命網を上げて見ると、中はクラゲだらけで漁師さんはゲッソリ。




で、学者を動員して何か役に立つ物はないかな?と必死で探したら、
これがまたありましたYO。ムチン
無賃じゃないよ、ムッチンぷりぷり、これは長寿の素、納豆、オクラ、
山芋、モロヘヤ、昆布、モズクなどのねばねば粘着に含まれている
優れもの。分子量1000万を超える巨大糖タンパク分子で抗菌・保湿
作用に他の追随を許さない効果を発揮します。ちなみにムチン1gで
水5Lも保水できる。ジェルの化学つうのも奥が深くて、自然環境に
馴染み易い有用な材料にイロエロな応用があるそうです。これが彼の
クラゲからイッパイ採れるようだ。まさに濡れ手に粟。




かような貴重物質が見つかって砂漠に金とばかりに興奮して、古事記
国産み神話にかこつけてクニウムムチンとか命名して大喜び。更に
有用物質を増やさんとて遺伝子解析をして医薬品への応用も目論んでる
とか。人間の欲ってやつは尽きる所ありませんね。なにはともあれ、
「厄介者でも役に立つ」という前例ができれば良いですね。これは僕の
信条「どんな奴にも必ず良いところはあります」つうひとつの例証かも。




季節の変わり目では夏の疲れが噴出す恐れ有り。体調管理には気を
つけて下さいね。ではでは、ごきげんよう。おやすみなさいませ。