ミイラが復活する奇跡ってほんとにあるらしいよ

みなさん、こんばんは。ようやく気温が降下してきましたが、湿度は
かなり高そうです。めげずに、元気に生活してますよね。





さて、今日はNHK−TVでおもすろい番組を見たよ。昆虫のはなし。
以前、凍ったまま冬を越すカエルの話を聞いて、とても驚いたが今日のは、
乾燥したまま何年も経った後、水に漬けると復活するボウフラの不思議。
昨日、「生物は代謝の流れの中にあり、水の流れの中のうたかたのように
動的な平衡状態にある」とかいう説を読み、痛く感心したのですが、干か
らびたまま生きてるなんて、こりゃなんざんしょ???





問題のしぶとい野郎は、サハラ砂漠に生息するネムリユスリカという、
けちなチンピラでござんす。ごくまれに降った雨の水たまりに生を受け、
あっという間に羽化して成虫になるのですが、ボウフラの内に水が蒸発
して無くなってしまう事も多いらしい。その環境に適応進化したものの
ようですぅ。





で、この過程を良く調べてみると、ボウフラは乾燥中にトレハロースと
いう血糖を大量に増産して、一種の砂糖漬け状態に持ち込むようだ。
さらにLEAタンパク質という固い筋もつくる。つまりトレハロースは
コンクリでLEAは鉄筋の役割をして、細胞を保護するようだ。それで
干からびたまま17年も経ってから水に漬けると30分で復活して、元気に
泳ぎ始める不思議さよ。またまた、生命ってなーに?と混乱して来るよ
ね。





で、学者共は更に過酷な条件を課そうと、宇宙空間に晒して、耐久実験
を継続中とか。これがうまく行けば、初の恒星間旅行をする生物は蚊に
なるやも知れず、幸せな蚊トンボだなあ。つう事は、やはり物事は一面
的なものではなくってイロエロな相があるということかな。生物で言え
ば、「動的な平衡」と「塗り固められた凍結」とか。そう言えば、植物
の種って何千年も固まって生きてるよね。オオガハスとか。もやすみ。