まず形から入るのは是か非か

道の道とす可きは、常の道に非ず。(道可道、非常道  老子
これが「道」だと説明できる「道」は本当の「道」ではない。
「タオ」と読む。これが日本に入ってきて「ドウ」になりたり。
茶道、剣道、弓道、網道(ネット道)すべからく形から入る。





中味が無いからカッコだけつけてんだろー。と馬鹿にしてはなりません。
形がものの本質を表わしていることは多いのです。たとえば:
「タンパク質の形がその性質を決める」と言うのが最近の流行。
タンパク質は20種のアミノ酸を数百個組み合わせて複雑な分子を構成
しているが、その多様性は要素であるアミノ酸の組み合わせ数によって
もたらされるが、その性質はタンパク質分子の物理的形状がより大きな
影響を持っていることが分かり、研究者はまず形から研究予想を立てる
と言う。これは名づけて「タンパク道」とも云えるのではあるまいかと。






そういえばテニスとかゴルフとかも初心者は形の練習ばかりしてるな。
頭ではなくカラダに教え込ませると言うことだろう。洗脳ならずして、
洗身体といったところか。防火訓練、軍事教練、自動車教習等も頭では
なく咄嗟の時の反射訓練として役立つのであろうか。さて、ネットで
罵詈雑言、粘着訓練を積むことは実際の社会で果たして役に立つので
あろうか?と、無駄に「形」について考察した今宵でした。ではでは