八月六日

いやいや、こんばんは。どーも脱力すると思ったら、昨日すこし動き
杉田ようだ。みなさんは暑さにも負けず元気でおすごしの事とお喜び
申し上げますぅ。今日は広島原爆の日ですから、少し戦争に関する事。




アメリカでは今でも「原爆は戦争を早く終わらせる為に必要で、その使用
は正義に基付くものである。」とか自己正当化を図っております。自由な
言論の中で先生もそう信じておりますから、勿論生徒の大多数もそう思っ
てます。日本人から見ると、これは「目的が手段を正当化できるのか、
いやできない。」となるのでしょう。「まっ、しょうがないか。」と言っ
て絶対に見過ごしにする事はできません。




戦争を早期に終結させる手段はそれこそイロエロ多数あるわけでして、
その中には効率の良いもの、悪いもの等、判断基準は沢山有ります。ただ
この効率の観点からのみ手段を選定して、国際法的あるいは倫理的見地を
全く阻却して判断した結果だと思われます。一般市民を赤ちゃんから老人
まで、善人も悪人も、男も女もまったく無差別に殺戮する手段など、例え
その目的が神聖で地球を救うためのものであったとしても、許されるもの
では絶対になーい!「健康になる為だったら、死んでも良い」と言うくら
いの矛盾に満ちた決定でアール!共産圏への示威だとか、莫大な開発費を
使った言い訳にするなどの理由もあるが、どんな目的だろうとそのような
手段は決して正当化されえない。でも、正しい(と思ってる)目的の為な
ら、どんな手段でも許されると思ってる人々は米国ばかりじゃなくって、
世界中に大勢いるんだよな。それを思うとズーンと脱力するばかりです。
虚しい・・と黄昏てばかりはいられません。継続は強さなりで、いつまで
もいつまでも忘れずに訴えて行くのが吉。と、書いている内に突然興奮し
て、しっちゃかめちゃかになってしまうのは我が身の不徳、許してオクレ。




先日、友人と話していたら、ひょんなことから彼のお祖父さんが近衛連隊
の幹部であった事を知った。そのおじいさんの話だと、戦争末期、日本の
制空権が完全に連合軍に制覇された後は、連合軍のB29が何処をどう叩
くかはまったく自由でありそれこそやられ放題だったとか。それで、何月
何日どこそこを爆撃するとか通知してくるらしいんだ。でも軍は国民の動
揺を抑える為に絶対に知らせなかったそうだ。それで、自分の家族だけは
その圏外に避難させたとか、まことしやかに語ってくれた。そういえば、
彼は町田近辺の出身だったな。敵を知り己を知っても、知らぬは国民ばか
りなりっと。





焼夷弾つうのは恐ろしいらしいぞぅ。体に当たったら重油が張り付いて
火が離れないらしいんだ。これも、むごいね。武器つうのはみんなむごい
けどね。空手みたいに、「相手を進んで攻撃せず、己は支配されず」
つう道は無いものかな。専守防衛とか言ってるうちに、攻撃は最大の
防御也に変わってたりして。





つまらん話になってしまったが、戦争について考えるのは一年に何回か
しか無いのですから、勘弁してクンロ。ではだるーく、もやすみなさい。