世代間にまたがる地球環境問題への配慮

不必要:未来というものは予測通りにならないものだから、いくら
配慮しても無駄です。また将来の世代の価値観が変わるかも知れない。
必要 :不可測でも未来世代により多くの選択肢を残すべき。価値観が
変わるかも知れないが、少なくとも望ましくないものを出来るだけ残さな
いようにはできるのでは。


不必要:甘やかすことは将来世代にとって為にならない。ひいては
創意工夫を疎外しかねない。その世代世代で必死に取り組むべし。
必要 :環境はいま手を着けなければもう元に戻れない瀬戸際にきてい
る。先手先手と手を打たないと解決がつかない事態である。



不必要:利害の調整が倫理とするなら未来世代へのギブ&ギブの一方向の
調整はありえない。
必要 :我々は前の世代の恩恵を受けて今がある。即ちテイク&テイクの
状態を未来世界に還元してちょうど良い。この辺は両刀論法の良いとこ
取りかも。



不必要:未来世代への配慮は現在の弱者への圧迫につながる。どちらを
優先するのか。
必要 :う〜ん。困った。先のことより今の貧乏人だろな。これはひい
ては熱帯雨林の伐採を妨げ、ながーい目で見れば環境保全につながる。
ちと、いい訳じみてるがね。


論点はまだまだあるでよ。でも一流の知識人を気取る人なら一度は
考えて貰いたいな。なにしろ人類の叡智が試されてる問題らしいんだ。



嗅覚はこころに染み付く呪文かな。日本語には〜臭いという表現は
多いですね。嘘臭いとか汗臭いとか(風呂は入れよ!)。あほくさー
つうのもあるね。いや貧乏臭いなんて表現を見かけて「清貧」を旨と
する拙者にはちとカチンと来るものがあり申した。「くさい」という
表現はほんとにくさいんだよ。賢しいが小賢しいになるように本来の
意味を貶める効果有り。「貧乏」自体は、足るを知りて欲望に見切り
をつけ自ずから充足することと前向きに捉えましょうね。てへ