最大多数の最大不幸

“最大多数の最大幸福”って民主主義の原則みたいですが、割り算
すれば個人にとっては最小幸福だったりして。君主にとっては実は
“最少人数の最大幸福”だったのでしょう。でも民衆一人ひとりにと
っては最小幸福でも、公正で平等なら納得するのでしょうね。



多数決の原理を曲解してゴリ押しする風潮がかいま見えます。
放っておいても多数はそれだけで強いのですから、システムとしては少
数意見を如何に吸い上げるかに注力すべきでしょう。多少効率が悪
くっても。悪人ばかりの民衆がインディアンを皆殺しにしろと決議
すれば泣くのは原住民だけで白人みなコウフク??



つうことで、せっかく独自色を強調しはじめた殿の前途には談合、
年金、政治資金と金がらみ三連発で暗雲が漂い始めました。豪雨
にならねば良いのですが。「政界一寸先は闇」とかゆわれてます
がこれは人生でも同じ。イロエロあるでゴンス。特異な物言いは
伝染力が強い、と薄く見えてくるものがあります。




国民投票法案までは順調。しかし年金に関しては問題の社保庁お取
つぶしだけ決めておき後は参院選後にゆっくりと逃げをかまそう
などとのんびり構えておったが、公明下層からの突き上げとミンス
の粘着でマスコミに火が点いたから堪らない。04参院選で苦杯を
舐めた年金問題に泥縄で取り組まざるを得なくなった体たらく。




それで年金特例法案をたった一日で通すように殿から指示が出た。
普通は10日は掛かるとゆわれてますが。しかも政府の責任となる
閣法ではなく議員立法にするという姑息さ。しかもしかも発議した
6人の議員はお人形だから中味も分からず答弁もできないという
お粗末さ。なにをかいわんや、こんなことなら保身などせず最初か
らマジに取り組んでおけばとの反省も後の祭り。国家百年の計を
たった一日で引っくり返したとか。



考えてみれば、これらは自己保身で蓋をし捲くった為に後で反って
問題を大きくしたという政権の体質そのものに問題が在ったと見る。
と政治に関してはどんな政権であろうとも文句たらたらネガコメ
かりのたまクン談話ですた。バッカヤロー!!