簡易の美

次々と〆の番組が続いて、けふは「禿たか?」最終回を見た。
案に違わずお涙頂戴で、小生も思わず頂戴してしまったよ。
実際はもっともっとドライですから、賢い諸賢は乗らなかったよね。



なんか、ふと「ブログに使われるんぢゃありませぬ」という天の声
が聞こえてきたから、簡潔にね。


日本には和歌→連歌→発句→俳句→川柳→一言レス


という素晴しい簡略手法が発達してきたのですから、「仄めかし技法」
は既に伝統文化の域に達しているのではあるまいか。




中味の無い、徒な長文で他人の時間を磨り潰す西欧文化には無い美点で
あーる。有用(無用)の情報をたった一行で表現した江戸の粋人は
浮世絵以上の我が国のほこり。しかし、つまらん奴は一秒でほかされる
けん、掴みが肝腎。フォー・イグザンプル:




「黒々と もっこりとした 鴉かな」
「ぷっくりと 真っ赤に膨らむ 蕾みかな」




ふう、中味の無い日は苦しいねえ。まだ「核」とか言い出さないだけ
えがっただすう。