性格

どこかアホなとこがないとブログは伸びない。つうか離れていく、と
いうところはあるな。俺が散策している界隈を見ていてそう感じた。
「書籍には書き手の「性格」が現れにくいが、ブログではモロだし。」
とか読んでモロ賛同ですが、最近の作家では「性格丸出し真っ裸」と
言う人をよく見掛けます。



これはワープロやPCの影響もあるのではないかな?文豪の記念館など
へ行くと手書きの原稿が保存されてますが、これがまた文章の推敲で
真っ赤っか。練りに練って本人の「性格」はとっくに擦り切れてます。
で、掲示板などを覘くと「ばっかやろー、逝け逝けこのやろー」とか
人相の悪いカキコで満ち溢れています。ブログはこの中間くらいかな?



ま、これは好きずきですがわたしはどちらかといへば、珠玉のような
逸品よりも「性格」がそのまま現れた(ような?)作品のほうが好み
ですね。そう言えば高校のころ読んだ太宰はダサイと思ってましたが
先日ネットで「グッド・バイ」が読めたから、じっくりと読み直したら、
これがまた面白かった。とくに力持ちの下品な美人(このキャラが青年
の頃はあんなに嫌いだったのに)の描写に大笑いと共におお泣きしました。
なんか太宰の人を見る目の「性格」を感じた様で、完成して欲しかった。
自分でこっそり続きを書いてみようかな。