バカにつける薬

諸君乙! ってほんまに俺の諸君っているのかな?という疑念に周期的に
襲われるが、ま、いましばし「信じる者は救われる」モードで逝って見る。
昨日のエントリみてたら、たった数行で四苦八苦する人もいれば、4万
ページも論考する人もいる。しかし良く考えてみれば俺のような玉虫が
特殊なのであって、その道一筋というのが人間の本性かもね。
「生涯一捕手」とか。


と詰まらん感慨に耽ってないで、今日のテーマはまた宣伝・広告。
宣伝に触発されて需要が伸びる例で飲料を挙げたが、もっとすごいのが
医薬品ですね。もともとは富山の薬屋さんなんかで年に数回しか飲まなか
ったのが、今では国民一人あたり年に5万円は飲んでいる。世界の人口の
たかだか2%の人々が16%もクスリに金を使っている。世界平均の8倍だ。


ひとえに、国民のブランド志向の広告大好きが原因ではないだろうか?
しかもこのクスリは40万件の開発物件のうち、三段階の治験を経て製品になる
のは40件弱。なんと1/10,000の確率。これじゃ、宣伝費でも使いたくなる
気持ちは良く分かる。日本の承認基準がきつ過ぎなのか、国民がビビリ杉
なのかは何とも云えないが、過去に薬害とかがけっこう多かったからなあ。


クスリは飲まないに越したことはないと思う。なにしろ一番人口の多い中国
とインドをあわせても世界医薬品市場の1%位なんだからね。ヨガとか
太極拳のほうが健康に良い証拠だ。