朝のうち雨残るも、颱風一過の晴れ。26℃〜32℃、65%。もくもく雲残る。また暑さがぶり返す。プールだん。
すっきりこっきりとは行きません:
この世の問題に正解があるものは極めて少ないと言えるでしょう。短期的、局所的に正解に見えるものはたくさんあります。でも、そこでの正解は長期的に見れば不正解だったり、他の場所では間違いとされるかもしれません。乃ち人間万事塞翁が馬の理(ことわり)なり!つう意味では全てTPO的な正解があるだけなんすね。
それでもカントは、一切の条件を付けずにやってはいけない事(例えば、嘘をつかない)を定言命法と位置づけました。これは厳しいですよ!誰かを助けるための嘘もいけないんですから。一旦条件を付けてしまえば、それが堰を切ってイロエロな理由で嘘がまかり通るという人間性を看破していたんでしょうね。仏教での「嘘も方便」なんて、その典型です。どんなに難しくても、あるべき理想を掲げて、それに漸近すべく努力するのが定言命法です。逆に色々な条件を付けて、バランスを考えながら文脈に合わせていくのが方便であり仮言命法なんですぅ。勿論カントはそんなことできっこないと思てたでしょう。でも、理想の無い現実は、灯りの無い荒野になることも知っていたのでしょうね。欲に惑わされながらも、自分の弱さを知りながら、尚且つ理想を掲げる大切さ!決して開き直らない強さ!カントはこんな人だったと、とあるカント学者が申しておりました。(死刑の是非について、村上春樹のエッセーを読んで感じたこと。)
生産性とは:ヒトはアリンコにも劣るのか?
杉田水脈議員の発言を初めて読んだ。ま、こういう考え方もあるのだろうな?という感想。これは役に立たないものは要らない!という歴史上度々出てきた考えで、楢山節考などもこの一種だろう。食べ物を作る農業がイッチバーンでそれを流通させる商業はサイテーイという思想もこの一種かも知れない。要するに、役に立つとかに捉われると、役に立つこと自体が狭隘になっていくんであーる。ましてや役に立つ=ベイベープロダクティングマシーンぢゃ何をか況や。芸術がココロを慰めるように、愛する者は心を癒やし生き甲斐を与えてくれるんであーる。勝手に「役に立つ=生産」なんつう定義はして欲しくないもんであーる。アリンコは2割の働き者と2割の怠け者、6割の働いたり休んだりするものから成っているんであーる。ホントの効率とは、こがいなものなんであーる♪どもども。
隅田川の花火が微かに見える晩♪お月さまも、まだ満月と言ってもエエでしょう。ホムホム
内田百輭ぢゃないけど、日が月に変わってたので修正す(H30.7.31)。どもども。