4月2日(月)新入社員の希望と不安がまじった顔を見掛ける街頭。

 霞晴れ、夕方から少し雲でる。12℃〜24.5℃、35%。もう少しで夏日。近くの池をのぞいたら、おたまじゃくしが湧いていた。

 ビオトープに行ったら、カワセミが住み着いたらしく、探鳥オタクが群がっていた。都会の中の大自然






 エコ問題とは:一つの躓きの石なのか?

 どんな問題にも少数ながら、必ず反対者がいることは良く知られているところです。例えば、温暖化ガス(CO2など)削減に関しても、異を唱える一群の人々がおります。養老孟司さんや池田清彦さんは、石油・石炭・天然ガスなどが採掘され、消費されている以上、それに伴ってCO2は必ず発生するし、それを固定化するのにもエネルギーと時間が掛かるから、結局大差なーし!とか主張してたのを聞いたことがあります。そもそも石油だって富士山を杯に見立てれば、その2割を満たすに過ぎない。今後、新規に開発が進んでも富士山1杯分くらいだろう。地球規模で富士山を見れば、1つの染みに過ぎないから環境に与える影響はそれほど大きくはない!つう意見もある。・・・いやいや長い期間(1000年以上?)で消費するならエエですが、100年くらいで急速に消費するから問題なんだい!つう意見もあります。要するに変化率が問題であると。これも一理ある。ピタっと消費を止めるわけにもいかないから、化学的に吸収するしかない。が、それにもエネルギーを要すると言う矛盾。・・・ま、できるだけエネルギーを使わない質素でシンプルな暮らしをしようぜっていう環境倫理的な解しかないようなキモスるが、そうすると経済が停滞するという矛盾。ま、この問題も矛盾の宝庫ですねぇ。

 一時はマイ箸なんかが流行って、割り箸撲滅運動も盛り上がったが、これにも異論はあります。間伐材や廃材で作れば、日本の林業に貢献するんだから、むしろ積極的に割り箸を使うべきだっちゅう反論ですね。これも一理あり。でも、日本の廃材を使わなくては、他国の森を食いつぶすことにはなります。また最近勢いを増してるのがレジ袋削減運動です。スーパーやコンビニで袋代を取って削減を図ると。でも、石油精製過程で出る廃油を使ってるんだから、レジ袋をもっと使うべしってな極論もあることはあるんすよ。世の中にはイロエロな意見があるのだから、良く聞いて利害得失を判断すべきなんですぅ。でも、それぞれの立場や、地域、時代の状況でも解は違うですから、常に考え続けなくっちゃならんという無間地獄。そこで思考停止になるかどーかは、偏に諸兄のおつむと良心に掛かっているんだす。そこんとこよろぴく。

 でも、資源問題、ゴミ問題を真っ当に解決しようとすれば、ホントは循環型社会の清貧しかねーんです。でも、成長、成長で旗振ってる政府や財界、はたまた経済学者はぜってー反対するでしょうね。これらの人々はCO2削減の旗を振ってる人でもありますから、これもまた一つの矛盾ではあります。ドンモドモドモ





 明鏡止水と疾風怒濤とは:まるで正反対のように見えるが、実は相互に相俟って、人間性の本質をついているんですぅ。