7月27日(日)ロボットを人間に近づけるのも大変だぁ

 晴れ。午後に入り秩父山塊、丹沢山塊から湧き出した雷雲が東進し、都心でも豪雨。すぐにやむ。「しの字」型のゴーヤを収穫。34cmx5cm。ゴーヤとタマネギとツナのサラダを造る。





 ブッシツの役割がまた一つわがっただ:

 覚醒時や集中時に感覚が鋭敏になるということは、心理的な実験でよく知られているところでした。その機序の1部が判明したんだと。麻酔したマウスが覚醒する時に、脳にどんな変化が現れるのかを生きた状態で観察できる技術が発達した為です。それによると、覚醒時にアセチルコリンつう脳の神経伝達物質が投射・活性化され、大脳皮質の抑制性神経細胞がまず賦活されます。すると興奮性の神経細胞の活動が素早く減衰して、次の刺激入力に対応しやすくなるんだって。これが覚醒時や集中時に感覚が鋭敏になる仕組みです。まず抑制から入るって一見不思議だけれど、いつも興奮しっぱなしつうのは人間でも物が良く見えなくなるよね。ウトウトして注意散漫なときは、興奮性の神経細胞の興奮ががすぐに収まらないときなんすねぇ。


 ちょっつ例は違うけど、禅とかヨガの呼吸法ってまず息を全部吐き出すことなんだすぅ。すると次の瞬間に努力しなくても息が自然に入ってくると。吸う方にばかっし意識が行くと、かえって息が上手く吸えません。生物の機構は結構抑制系が重要なんすねィ。



 ま、このコリン星ブッシツが覚醒時にどーして放射されるのか?なんて遡ると、すぐに次の疑問に突き当たるのは科学の常ですが、こういう機序が少しは分かってくるとロボットの感覚入力処理に参考になるんだってさ。どもども。