概ね曇り。23℃〜28℃と蒸し暑し。
遊び:
世の中何がしやわせかっつうたら、仕事=遊びの状態でせうね。ヨーロッパ人は仕事は労役であり時間の切り売りって考えが主流です。アダムとイブが林檎を食って楽園を追い出された後の神からの罰が仕事だっ、とかシシュフォスが岩を押し上げるのが仕事だとか。だからヴァカンスこそが人生だぁ♪とばかりに1ケ月も取りますだよ。
一方、日本人はワーカホリックも居るくらいで仕事が楽しくて仕方がない御仁がたくさんいました(今は大分欧米化されちまいますたが)。今でも田舎にいくと協同作業は社交場であるみたいに楽しくやってまふ。最近の修理は部品交換の作業になってしまいましたが、昔は創意工夫の発揮される創造的な行為ですただ。マルクスも労働は欲求の充足でアールと看破しましただ。
いかに生産努力を少なくして(効率を上げて?)、消費を多くするのかが近代経済学の付加価値向上。しかるに江戸時代は、いかに消費を少なくして(循環経済?)満足度を向上するのかが経済でした。まさにスモール イズ ビューティフォー!でしたねィ。それで何でも遊びにしちまいまふ。武家、町人もイロエロな遊びを工夫しましたが、子供の遊びの豊富さは世界に類を見ません。産業革命の英国よりも、当時の江戸の庶民の方がよほど楽しく暮らしていたでせう。歌舞伎や落語・漫談、俳諧・川柳、浮世絵や瓦版、色んな見世物、寿司や蕎麦などファストフード、川遊びや船遊び、花見や月見、大花火などなど。表面的な支配体制なにするものと、庶民は生活を謳歌してますただ。
もともと「遊び」とは生物一般に起源を有し、脳の発達に比例して進化してきたものです。採食や生殖以外の、目的のない行為を遊びと定義すれば、魚類や爬虫類にも遊びはあるし、鳥類にもありまふ(カラスは滑り台とか良く遊ぶことで有名ですね)。勿論哺乳類はネズミからチンパンジーまで良く遊びます。ましてやホモ・ルーデンスをや!
現代の人間社会を鑑みるに、衣食住以外の活動が如何に多いことかっ!これらすべてを「遊び」と定義すれば人間活動のほとんどが「遊び」ではアルマイト?スポーツ、芸能、芸術、工芸、学術、文学、各種ゲーム、囲碁将棋、報道、冒険・探検・登山、写真、演劇、朗読、散歩、雑談、議論・討論・政治?哲学、恋愛(あ、これは生殖に関係するから遊びではないかも)、宗教、ああ、だんだん怪しくなってきたから数え上げるのは止めよう。
この項、続くかも・・・
ニュース見てたら、
ヘッダン ヤ ヘッタム ドゥーリー ヘッダン ヤ ヘッデン クライ♪なんてメドレーが浮かんできた。パ ボーイ ヤ バントゥ ダイ!