8月4日(日)カンだけで読むカント純粋理性批判

 もくもく雲の多い殆ど曇りの晴れ。26℃〜30℃と暑さはまだピークではない。ショッピング・モールの中を徘徊1万歩。




 知識と判断力:愚昧

 知識や概念操作の規則などは教育と学習により極めて十分に仕立てあげることができます。しかし極めて学識のある人々が、彼らの学問を使用するとき、しばしば途轍もない欠陥をのぞかせます。これが判断力の問題です。判断力は教育によっては決して得ることのできない特殊な才能であって、失敗を重ねながら実地の訓練によって始めて得られるものです。故に、学識のある判事、医者、政治家はその分野の専門的な諸規則に通じていても、その分野の造詣深い教師にはなれても、それら諸規則を適用するときには容易に誤りを犯します。実地の訓練を通して粘り強く訓練することが必要でしょう。諸規則の通暁ではなくして、沢山の実例を経験することが重要です。実例は判断力のあんよ車(幼児の歩行補助車)であります。(カントの超越論的論理学より)

 判断力はけっこう先天的なものである、つう意見もありますな。博識者の世間知らずってのは良く見かける風景です。すべてマニュアルに頼ろうって風潮にも困ったもんだす。判断力の替りに知識有識者は諸規則の使用のための諸規則、その使用のための諸規則、その・・・・・・と知識に雁字搦めになって身動きが取れなくなりまふ。そんなことよりも実地に適用して実感の中から修正しませう。規則修正主義者には大賛成!!!




 「わしが育てたっ」星野監督楽天絶好調〜!!!北京五輪からもう五年も経つのかぁ。光陰矢のごとしっ!