8月5日(金)究極の身体、完全なる美


 こんにちは。乱雲の峰が白く輝く真夏日。雨は降りそで
降らなかった。昼間は久しぶりに汗にじむ気温。















 古代ギリシャ展の観覧券が今日までだったので急遽上野に
よる。そこそこ混んでいたが気分よく2500年前の空間に
遊ぶ。彫刻と壺絵を135点ほど展示している。1.神々、
2.身体、3.オリンピア、4.生活、の4部構成。はるば
ると地球の裏から来たので、流石に大きな石像は数点だけ
でしたが、時空を超えて今にも動き出しそうな程生き生きと
しておりました。ヘレニズムでオリエントへ浸透し、取って
返して、ローマ文化を席巻し、ルネッサンスで西欧に蘇った
だけはある芸術の源流。
















 主要3点:「アフロディテ像」、「優勝選手の像」、「円
盤投げ」はギリシャ人の身体表現の最高傑作と言われていま
すが、元のブロンズ像からのローマンコピーです。3次元模
写技術を駆使したコピーといえども元像に劣らない芸術作品
であることは言うを待ちません。アフロディテは豊満な曲線
の柔らかさ、選手像は初めてコントラポスト技法を使ったギ
リシャ人理想の男性像、円盤投げはダイナミックに躍動する
一瞬を永遠に切り取った傑作と3者3様の美しさ。円盤投
には実は2つの解釈があって、首が横を向いたヴァージョン
もあるらすい。本展の像を10周くらいして鑑賞したが、や
はし横向きの方が自然な気がしました。あと、壺絵にはエロ
っぽいのもあっておもすろかったっす。ギリシャからピカソ
までエロスと芸術は切り離せないからなぁ。













 閉館の8時まで異空間に遊ぶ贅沢な時間ですたぁ。帰りに
馴染の蕎麦処で天せいろを食し、余は満足じゃあああああ♪











 ポワ~~~ン