6月10日(木)無理が通れば道理引っ込む


 こんにちは。晴れのち薄曇り。気温は高いが爽快指数も高い。


 梅、桜から始まって藤や牡丹、薔薇は少し萎びてきたから、
次は菖蒲と紫陽花かな。そう言えば鎌倉にも大分行ってないな。
キタロー先生のお墓参りでもしようかなあ。







 アップルのi-攻勢に日本勢はタジタジ。デザイン&コンテンツ
というハード&ソフトから少し進化した製品化だが、この少し
が大きな壁になってきた。元々デザインにしろコンテンツにしろ
日本は少しも負けてはいなかったのですが、ちょと気落ちしてる
内に経営意思の差で差がついてしまったとか。







 「ムリです。できません。」つうのを。在るべき姿を追求して
「これが出来なきゃやらんほうが増しだ。できるできる必ずでき
る。(Yes. You can!)」とハッパを掛けるのが経営陣の役割。
社内政治にウツツを抜かしているヒマはあーりまへん。





 だいたい技術陣でもアグレッシブなのはホンの一部で大半は保守的。
「世界一薄い軽い短い小さい、コストも安い」なんて極ありふれ
た目標でさえ挑戦せず、「何で世界一じゃないとダメなんすか?
そこそこ儲かればエエじゃないすか。」とか若者にあるまじき、
バカ者のような言動。これを脅して賺(すか)して軌道に乗せる
のが経営者の役割。過っての本田を見ろ、松下を見ろ、下町の
工場長をミロ!とか、些かアナクロぎみに怒ってる漏れも時代
遅れかも。でも、そうしたらジョブズも時代オクレっつうことに
なるのかしら?ん?








 だいたい「自発的な対称性の破れ」つうような、この世界の
原初の成り立ちを独創的に推論するような難しさではなくって、
同じような人間がやっていること(より薄く、より安く・・・)
より、半歩だけ先に行こうよ!という目標にさえ抵抗するよう
なら、それはもう仕分けされちゃった方がエエでしょうね。










 コンテンツだって日本はかなり先行していた筈なのにね。
いつの間にやら任天堂も追いつかれて株価も下落中とか。
この分野はやはしオープンでしょ?著作権の扱いとか動きが
遅いと、アッという間に世界から鳥の子されてしまいますぅ。
IBMUNIXに負け、その後のオープンソースフリーソフト
の隆盛、様々なライセンス形態の社会への定着がガラパゴス
日本を社会的に凌駕しているのであって、個人の職人芸は
いまだ世界に冠たるものがあろうけど、まず心のうちから
オープンにならなけりゃイイものは出来ん罠。






 勝ち組・負け組、上士・下士、セレブ・ニート、正社員・
パート、とか狭量な醜いガラパゴスを繰り広げているうちに
自ら掘った墓穴に嵌ると。まづ、若人に必要なのは坂の上の
雲を眺めながら、(お手手繋いでゴールインぢゃなくって)
きっと必ず世界一になって見せるぞ!狭い日本にわ住み飽き
たあああああ!という無謀な試みであろうね。







 なぬ、漏れ?俺はもうガラパゴスのイグアナ性がコビリ
ついちまったから、日本の古文化、伝統芸能をトモとして
ひっそりと草葉の陰で萎びていくわい。でも、若人(精神
的にだけどね)はそーもいかんでしょ?世界を見て、世界
と競争して、それをジビンに反映して、若年寄みたいに
ガチガチに凝り固まった心身をグニャグニャに柔らこうし
た方がエエよ。「井の中の蛙、大海を知らず。孤島の辺幅、
大陸を知らず。」って状態も、それはそれでしやわせだと
思うには思うんですが、お節介者からおせーられたら、そ
うも行かんでしょ?いや、どもども、ではでは。ゴメンな
すって。