10月10日(土)週末に人類の終末、いや起源について考える

 こんにちは。曇りのち晴れ。清々しい秋の一日。
遅咲きの朝顔も枯れ始めてきました。種が沢山採れそうです。







 欠乏が変化を促がす。ってことはありますね。確かに。
変化にはイイのとワルイのがあるけど。今はネットで情報が
溢れかえってるから反って情報の価値が落ちてるし、本当の
情報にアクセスし辛くなっている。本が少なかった昔は筆写し
たりして、舐めるように情報を可愛がったとか。プ










 生物層の薄いイギリスで博物学が発祥したっつうのにも
意味があります。高々数百種しか昆虫がいないから分類整理
する気になります。これが熱帯に行くと一本の木に数百種の
昆虫が付いているのですから、とても手が出せなかったで
しょうね。それらを勉強したダーウィンが舟で熱帯を回ったら
、生物のあまりの多様性にビックラこいて進化論を思いついた
とか。それにダーウィンおじさんは優しい目を持ってたから、
南米最南端のフェゴ人やアフリカ、オーストラリアなどの現地
人などすべて同じ現世人類だと思ってた。








 当時はアボリジニなんかはゴリラの一種と思われてて鉄砲で
撃って頃しても森の中にそのまま放置してたくらいなんだ。
いちおう現生人類の仲間だと思われていたアジア人なども白人
に較べると下等人種だというのが定説だった。ダーウィン
進化論でそれを翻したから、白人社会からは猛烈に反発があっ
たそうだね。教会からも社会からも反発を受けても、世界中を
回った目は誤魔化せなかった。世界一周の効果絶大!






 猿人から人類が分かれたと言われてるのは約700万年前ですが
現生人類(ホモサピエンス)は20万年くらい前にスーダンあたりの
東アフリカの一角にいた1万人くらいの集団が祖先だとミトコンドリア
(女性)やy遺伝子(男性)の系統解析から明らかになっとりもす。







 その集団はエラク活動的で移動徘徊を旨としておったとか。
何しろ一箇所にジッとしておれなくて、常に動き回る特性を
持っていたとか。それで何度かアフリカからのエクソダス
試みたのですが大半は全滅してしまった。最後に7万年くらい前
に脱出した一団がインド、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアに拡散し、
最後に1万年くらい前にアメリカに拡散したとか。遺伝子の痕跡
を追って、かような事どもがまことしやかに語られておりますぞ。











 匈奴だってフン族だってゲルマンだってみんな移動して
歴史を変えたのだ。空海西行芭蕉も、「片雲の風にさそはれ
て、漂泊の思ひやまず」にウゴウゴしてますた。伊能さんだって
10年で地球一周するくらい歩き回ってます。これはもう現生人類
の宿業ではあるまいか。二足歩行は景色も見えるから喜んじゃ
ったのかもね。プププ 旅行、観光ってのもこの性(サガ)を
満たすための息抜きかも。鎖国封建の江戸時代でも「お伊勢
参り」ってあったからね。










追記:
 唐突ですが。オバマさんの平和賞受賞のニュースをやって
ますた。まだ何にもやって無いのに!って声もありますが、史上
最初に原爆を使ったアメリカの、大統領が発した言葉には重みが
あったのだ!ということでしょうか。
如何なる正義の理由があったにしろ、あるにしろ、あらゆる無差
別大量虐殺を心の底から憎むわたしとしては、心から賛意を表し
たいと思います。
この世界の惰性・慣性は「どーせダメだろ。ヘン」という情けない
感情から滲み出す現象ですぅぅぅぅぅ。