心脳問題なんて意味なーし

こんばんは。曇り時々晴れ間、一時驟雨という不安定な天気。
この1週間で秋の虫たちの鳴く音が多彩で数も多くなりました。
リ・リ・リ・リ・リ・リ・リ







 全体的に意味を把握しているものの部分のみに目が行ってしまい
???となる現象をゲシュタルト(姿形、構造)崩壊というらしい。
言葉などで例えると「風邪をひく」があれ?何故「ひく」なのかな?
と不思議に思うとか、木式 が 木朱 と区別つかなくなったりし
ます。或いは漢字が線の集まりに見え、何の意味も感じれなくなる
とか。日常なにげなく全体の意味を、それが当たり前として受け入
れてきたものが、突然不思議に感じられ、その意味が把握できなく
なる現象って良くありますよね。ないかなあ?







 忙しい日常からポッと放れたときに「アレ?俺って何してたんだ
ろ?こんな事が重要なのかな?俺って誰だろ?なんでこんなことを
してたんだろ?」とかアイデンティティーや存在意味の喪失感なんてのもゲ
崩壊なのかな。日常生活の意味とか会社の目的、社会的な意義、生
命の進化、歴史の意味などうっすらと分ったような気もするのです
が、そもそも宇宙とか全ての物質、色々な生命体がなぜこのように
多様に存在しているのかなんて「なぜなぜ分解」していくと意味が
失われてしまうのもゲ崩壊なのかなあ。これは脳の単純な感覚刺激
認識ではなく、もっと高次な認知処理過程で発生するものらしい。
だから人間にしか起らないとか。だから動物は、何故生きているの?
何故死ぬの?なんて考えもしないのでしょうね。








 瞬間記憶力がものすごく優れているサヴァン症候群の人は全体の
意味把握が困難らしい。脳梁とかの器質障害だという説があります。
細かく膨大な情報を纏めきれないと意味喪失を招くようだ。
でも意味ってなんだい?意味を考えること自体が意味ないじゃん!
つう堂々巡りももたらすから、生産的ぢゃないなあ、という現実的
な意見がこの世の大半なんでしょうね。アホしか考えん罠、JK。







 いや、わたしもね色々と測定手段や測定技術が急速に向上して
きて脳の機能で心を説明できる日も近いよ!とか舞い上がったが、
ことはそんなに簡単ではなさそう。シナプスの連結したネットワーク
を電気信号が行き交うというモデルなら数十年もあれば解析できる
だろうけど、人体内の情報処理や情報通信は数万にもおよぶ体内物
質が何段階もの階層で微妙にしかも精密にコントロールしてるんで
すから、これは一筋縄ではいかん罠。数百年あってもホンの入り口
にしか辿り着けんかもしれませんね。ま、石油は尽きても、学者の
玩具は尽きることがないということかなあ。(ぷ)







 しかし心が物質の振る舞いで解明されるようになったら、それは
それで人類はお終いだっつう気もいたしまするね。そんじゃひとつ
アルコールつう脳内物質で気分でも盛り上げるかな!では。