憲法余話

ついでにもう一本憲法について書いておこう。聞きかじりですが
日本国憲法成立の過程について少し。
1945年10月13日 幣原内閣、松本委員会に起草を指示。
1946年2月1日  毎日新聞、松本案をスクープ。
1946年2月3日  マッカーサー・ノート
1946年2月10日  ホイットニー草案
1946年4月17日  日本政府、憲法改正草案を発表。
1946年11月3日  公布



松本案は日本独自で纏められたが国体問題等で難航し保守色が強
かった。これを見てマッカーサー・ノートで指針がホイットニー
に出された。骨子:①国民主権象徴天皇制②自衛を含めた全戦力
の放棄③封建制度廃止(華族等)。



これを受け、チーム・ホイットニーは1週間で草案を起草。
追加:①人権尊重主義②三権分立



この後、政府、及び衆議院で審議されて公布に至るが、草案が
余りにも良く出来ていたので殆んど修正されていない。
ただ余りにも理想主義的な理念重視で、これがまた60年も保った
理由であろう、とか言われている。(解釈の余地が大きい)



衆議院での追加・修正:①生活権②第9条、戦力放棄から自衛権
外せるよう表現をぼかした。


日本人てえのは、ときどき天の声が聞こえてこないと、動けない
ものなのかなあ?今回は自前でしっかりやって行きたいですねえ。
憲法は、国民の実に様々な生活に入り込んでいるので、単に法律家
のお遊びと思わないでしっかりと見つめて行きたいものです。