天性

たまには国内の事も書かないと国際的ではないなあ、と思っていたら
ふと先日の事を思いだしますた。俺もカイたけど界隈が若冲に関心
を持ったみたいだから、上野に行こうと思ったわけだ。でも夏蟲が
多くてもかなわんなあ。で、9月まで待ってたら、終わってた。
これも俺の検索能力の無能さを物語ってはいるが、偶には足で稼ぐか
と次善の策を試みた。実は9月10日まで皇居でやっているのよ。


三の丸尚蔵館」ってとこで皇室(っていうか宮家の方がいいかな?)
の秘蔵品が展示されている。さすがにギョロメの虎は居なかったが、
切れ長の目をした色っぽい鳥とかメダカとかタコとか俺の好きな
ものが色彩豊かに描かれていた。特に白の鮮やかさっつうのは藤田画伯
を数倍超えてるね。


なんの屈託も無く(クッタクは在ったかも知れないが)、
画業に専念し千年後に評価されればokとは、いかなる匠の企みぞ。
白だけではなくって赤も青も良かったぞ。でも、俺がほんとに
感心したとこは、お茶目だったところです。親ダコの足に子ダコが
乗ってるとか。エロっぽい鳥の目とか、流石にニートの若旦那。


この後、皇居東御苑を巡って平河門から千鳥が淵を通って九段下
まで歩いたんだが、くだんの人がこの時まだ住んでたとは思わなかった。