義兄弟

なるたけ人の知らんような経験談だが、今日は南の話でもしようかな。


マレーシアにいた頃。毎日椰子の木陰でのんびり寝てた。
・・・ってのはウソ。
毎晩地元の有力貴族から接待されてた。て言っても金でなった中華系の
成金貴族だけどね。ノーパンシャブシャブどころじゃないぜ。まさに酒池肉林。
華僑の遊びは半端じゃない。って言いたいことはこれじゃなかった。


こういう宴にあるとき20代から40代までの10くらい歳の離れた4人が
呼ばれてた勿論親分は例の貴族。「今日はあなたに信頼の証として
わたしの兄弟を紹介しましょう。」とかおもむろに切り出した。
フォスター・ブラザーとか言ってたからたぶん義兄弟だと思う。「桃園の結盟」
見たいなのが未だに続いてんだ、と妙に感心したことを思い出す。


血は繋がっていないけど、一生涯助け合うらしい。学者とかライバル企業
同士とか一番若い人は役人みたいだったな。でもマレーシアではブミプトラ
とかいって現地人優遇だからその内どっかに転進するんだろ。
で「良き時も、苦しきときも互いになぐさめ励まし合い」てな結婚式みたい
な関係がどっかに潜んでいる老師の指示でできるようだ。


こういう三千年の知恵があるから南洋の異国でもチャレンジできんだろな。
軍隊でちょろっと占領しても長続きせんわな。馴れ合いで潰れるような、
連邦軍もいらんわな。けっ。続きはまたいつか、ほやすみ。