6月9日(水)芯なくば立たず


 こんにちは。雨のち曇り。入り日がちょと照り返す。




 今の日本で言えばマスメディアのバイアスも先入見の一種
ですね。国民に何も知らせないのも遺憾けど、煽り杉もダメ
ダメYO−。第4の権力に酔ってるうちに足元が崩れだすと。
ナベツネとか中川(女)、額賀など押しがつおい人が多いし
必然的に政治家になったしとも多いですぅ。世襲ぢゃなくて
政治家を志すしとは政治部記者か官僚か弁護士を目指すんだ
と。アッチャー 昔アサヒが煽った「日比谷焼き討ち事件」
などは愚民化政策の害の典型でやんすねぇ。こんなんに合わ
せて国政をやってたらとても日露の講和なんてムリだったで
せうね。勇ましいことばっか抜かして国民に迎合するとわ。プ








 現代社会は「信用社会」ともゆわれており、信用崩壊は
即ち社会・経済崩壊を意味します。約二千五百年前の中国で
はどう云われてたのでせうか?「論語」を紐解くと:

子貢問政。子曰、足食足兵、民信之矣、子貢曰、必不得巳而去、於斯三者、何先、曰去兵、曰必不得巳而去、於斯二者、何先、曰去食、自古皆有死、民無信不立。

(読み下し)

子貢(しこう)、政(まつりごと)を問う。
子、曰(いわ)く、「食を足(た)し兵を足し、民これを信(しん)にす」と。子貢が曰わく、「必らず巳(や)むを得ずして去らば、斯(こ)の三者に於いて何(なに)をか先きにせん。」曰(い)わく、「兵を去らん。」と。(子貢)曰(い)わく、「必らず巳(や)むを得ずして去らば、斯(こ)の二者に於いて何(なに)をか先きにせん。」曰(のたま)わく、「食を去らん。古(いにし)えより皆な死あり、民は信なくんば立たず。」


(口語訳)

子貢(孔子の高弟)が政治の要諦をお尋ねした。
孔子様はいわれた。「食料を十分にし、軍備を十分にして、民には政治を信頼させることだ。」と。
子貢が「どうしても、やむをえずに捨てるならば、この三つの中で、どれを先に捨てますか?」と聞くと、孔子様は「軍備を捨てる。」といわれた。
さらに「どうしても、やむをえずに捨てるならば、残りの二つの中で、どれを先に捨てますか?」と聞くと、「食料を捨てる。食料がなければ人は死ぬが、昔から誰にでも死はある。民の信がなければ(国は)安定しない。」といわれた。とか。

う〜む。子(し)は偉杉!










何故近年の総理は短命なのか?聞書き:

1.人物・能力ではなくって選挙受けの良い人を選ぶから。
2.参院の役割が衆院と同じ政権選択になってしまったから。
  (党議拘束を外して良識の府にすべきとか?)
3.内閣官房や党幹部、官僚のサポート能力不足。
4.輿論を煽り、その結果を頻繁な世論調査で正のフィードバック。
 (ポジティブ・フィードバックは暴走を起こしやすい。)
5.反米非米はCIA-マスコミ?により潰され易い?(陰謀論



なんかジンブツぢゃなくってシステム(仕組み)だあ、とか
いう意見もあっただよ。これだけ続くとホントかもね。






ソンジャ マカ








言わずもがな:「士」の語源は男根の突き立った様を象形
したとか?牡(うしのタマキン)、仕(身分の高い人(ニンベン)
の側に立つ男)も同系統。ドモドモ
















追記:id:aureliano氏がブクマが付かんとブータレてたから喝を入れてきた。せっかくベストセラーも出せたし仕事も軌道に乗ってるのに欲を出せば切がない。足るを知るのも人生の知恵。人の言動に全く無関心というのも寂しいが、他人に振り回され過ぎると云うのも、ちと情けない。ブクマカーの質はイヤと言うほど身に滲みている筈なのにね。かね出して本を買ってくれる人が50万人以上いるのだから、それで満足してブログは面白さを追求するための自分の修行の場としなさい。自分が面白くなかったら書かない。面白かったら書く書く鹿じか。プ コレ位の自律性はほすいものだ。
とは言え、ドラッカー氏の故郷訪問は興味深かった。なにしろあの辺は僕が初めて訪米した所で左ハンドルの初ドライブっちゅう冒険と不安の思い出がイッパイ。乾いた草の匂いを今でも思い出します。しかし、「ドラッカー好きに悪い人はいなーい!」はちと言いすぎのような希ガスる。人間味溢れた深い洞察でなるドラッカーを好きな人は多いですが、見方によれば中にはその理論を利用して儲け一辺倒の悪人もおるでよ。贔屓の引き倒しはイクありませんな。たはっ。「猫の好きな人に悪人はいなーい!」くらいに取っておけばイイのかな。ま、入れ込むつうのも才能の一種ですから、益々のご活躍をお祈りして多少シニカルなエントリの筆を置こう。さらば御免。玉虫拝。