曇りのち快晴!2.5℃~8.3℃、41%。1100歩。終日一桁の気温で極めてさぶし。
早朝雪が降ったとか?知らんけど。平年より15日も初雪が早かったんだって。最近は美しき日本の四季が、春と秋を飛ばして二季になったのかな?ドヨーン
メモメモ:最新の睡眠研究について。
最近「science誌」に載った論文の著者(澤田健博士)が解説してくれますた。いわく<前頭葉シナプスによる眠気の制御>だすぅ。
シナプスつうのは神経細胞(ニューロン)同士をつなぐインターフェイスの隙間で、ここの通信量が脳の働きをコントロールします。ニューロンから伸びた樹状突起(デンドライト)の上にある微小突起(スパイン)を大きくするとシナプスも増大すると。そしてこのスパインを人為的に大きくしたり小さくしたりする操作が化学遺伝学ツールによってできるようになりました。
このツールで睡眠の機序を研究したレポートです。睡眠は次第に眠気が増えていき眠るとこれが解消されるという恒常性を司るSプロセスと、慨日リズムを刻む体内時計によるCプロセスのバランスで成り立ちます。Cプロセスは遺伝子のレベルで大分解明されましたが、Sプロセスの解明が遅れていました。
当該研究はSプロセスを解明したもので、前頭葉のPFC部位でそこのニューロンのシナプスをスパインを増大させることで拡大し興奮させることで眠気を増すことが分かりました。マウス前頭葉のPFC部位にある興奮性細胞のシナプスを上記ツールで増強すると睡眠を誘導するデルタ波が強まり、マウスはノンレム睡眠に陥りました。ノンレム睡眠によりシナプスは元に戻り覚醒します。レム睡眠(眼球が動く浅い睡眠)に関しては本プロセスは影響しません。
これにより前頭葉のシナプス増強が睡眠に大きく関わっていることが推測されました。補強として計算論で睡眠の脳細胞モデルを作りシミュレーションしたら同様の結果が得られました。
この手法は睡眠だけでなく他の脳機能(記憶や脳疾患など)の研究にも有力で、現在鋭意研究中!なんだと。ハレハレ