12月25日(火)事実を以って当為と成す、事実自体が矛盾なんす。

 薄い巻雲の晴れ。 3℃〜9℃、36%。ひこうき雲が空を分ける日。夕焼けが実に美しかったですぅ♪ココロが洗われまふ。





 真贋とは:永遠のイタチごっこ


 もともと人間の認識自体に錯覚や錯視などの誤認識がある上に、人には見たいものしか見えないという心理傾向がありまふ。事実はその切り取り方次第で百通りにも見えるつうフェイクもあります。絵画では、ある画家の特徴を寸分の空きなく描いていて、化学的年代分析や素材の分析をしないと分からないような贋作もありまふ。

 最近はAIなどテクノロジーの発達によって、贋作もモノホンそっくりに作れるようになってきました。チコちゃんは着ぐるみとCG(コンピュータ・グラフィックス)の融合で、まるで人形が生きているように喋りますが、人形の部分を実際の人間の動画にして、まるでその人が喋っているような映像を作ることが簡単にできるようになりました。

 こうなると「火星人来襲」のラジオニュースでパニックを引き起こしたような事件を簡単に作れるでしょう。トランプさんの顔を使って、中国攻撃の指令をネット上で流すとか、それに対抗する習近平氏の怒った顔を流すとか。もともと非分明な真贋を、意図的に混乱させる陰謀で計ったら、これを阻止できる技術が果たしてあるのでしょうか?

 世界は、米国大統領選や英国のブレグジットの際のフェイクニュースどころではない、テクノロジー・クライシスの瀬戸際に立っているんですぅ。


 そー言えば昔、暗号を研究してた奴が言ってたなぁ。「新しい暗号の論文を書いたら、後でそれを破る論文も書けるから、論文研究は二度美味しいんだっ!」と。テクノロジーつうのは永久に矛(ほこ)と盾(たて)の相争う連鎖なのかなあ?誰もこの世界の真相(ジングあんディッヒX)は知り得ないつう不可知論。この世界には矛盾がいっぱい!