もくもく曇り一時晴れ間。20.0℃~25.0℃、51%。ぎりぎり夏日なり。
社会性とは:
社会性とは人の性質や意図を正確に認知する(読む)ための情報処理過程ということができます。まず生後0〜3か月に始まる新生児模倣で、同種の他者と同一化する傾向が見られます。これは大人になってもつられ行動として残ることもあります。
4か月を過ぎるとアイコンタクトによる社会的随伴性すなわち1対1の二項関係に進み、意図、注意、情動を共有できるようになります。
9か月前後になるとアイコンタクトによる共同注意が始まります。例えば赤ちゃんとお母さんが同じ花を見つめてから顔を合わせ頷いて微笑むと。第三の対象を二人で注意共有する3項関係で、これが「心の理論(他者の意図を忖度できる)」の元になり、共有注意を同意し合うコミュニケーションの動機になり、ひいては言語の獲得へと進みます。
4〜5歳になると自己認知や自意識が確立し、9歳前後で相手の意図を正確に把握でき、誤信念課題(自分は知っているが、それを知らない他者の心を忖度する課題)をクリアして「心の理論」が確立されます。