8月2日(火)大雨時行(夕立が時々降る頃)。待ったなしの世界とは。

 薄雲が覆う白っぽい晴れ。27.6℃~35.9℃、58%。6800歩。今日も猛暑日

 今日のCOVID状況:都の新規感染者数は30842人で前週より2.4%の減少、重症者は125人、死亡9人でした。・・・どーやら8月3日には5万人超というAI予測は外れそうですね♪

 

 理学と工学とは:お相撲で言へば、制限時間一杯です。

 こりは一言で言えば、「待ったありと、待ったなし」と言へるのかな?この世界の在りようの本質を追求する理学は、仮説とその検証つうプロセスで真実に漸近する。理論が実験に合致している内はええですが、往々新しい実験結果が現れて、ま、待っとくれ、少し考え直すから時間をおくれという状況が発生します。反して工学は、実際に動かして役に立たなければ味噌糞一緒で、待ったなしの現物合わせが待ってます。

 このように一見似ていて、しかも工学は理学のしもべ、理学は目的志向で工学は単なる手段だとみなされがちですが、現実生活を支えて緊迫感に溢れているのが工学の方なんすね。なにしろちゃんと動いて役に立たなくては価値がナインすから。

 ブツは設計図さえあればできるというもんじゃあーりまへん。現実に入手できる材料と環境の諸条件を勘案して、現物合わせででっち上げる度胸がないと製品は動きません。

 こんな話を聞きまひた:鉄でできた巨大な戦艦や航空母艦などの戦闘艦は、設計図があっても建造が難しいんだと。実際に造船する際の細かい現物合わせのノウハウがないと形は出来てもちゃんと動くものは造れません。なぜなら金属は温度によって伸縮が激しいから、巨大な艦を覆う金属の性質を熟知しないとダメなんだと。これにはノウハウが要ります。

 半導体の製造設備も設計図だけでは作れないもう一つの例ですね。これは不純物のコントロールが鍵になります。どこから微粒子が侵入し、あるいは微粒子が発生し、それらをどうやって抑え込むのかは事前に予測できません。現場を数限りなく踏んで、失敗しながらノウハウを蓄積するしかナインだすぅ。これも現物、現場合わせの待ったなしです。これらのノウハウは人間に蓄積しますから、人間ごと引き抜かれるとノウハウは流出します。

 こういうノウハウは人間世界のあらるゆ現場に存在しますから、物事は絵(設計図?)に描いた通りには進まないんですぅ。そこんとこヨロピコ♪

(流山鉄道で、レールの温度が規定値以上に上昇したので待ったがかかり、運休したとのニュースにインスパイアされて。)